山崎毅氏の12/13付けBLOGOS記事「Go Toトラベル利用者の方が、新型コロナウイルス感染症を示唆する症状をより多く経験していることが明らかに⇒『不正確』 ~SFSSが東京大学/UCLAの疫学調査研究をファクトチェック!~」にコメントしました。
支持しました。妥当な評価だと思います。
返信がついております。
Toshimi Minoura
地球の温暖化に関する実測の論文は全て、相関関係を示すものです。因果関係を示すものは理論だけです。
瀬尾 雄三
Toshimi Minoura さん
地球の温暖化と温室効果ガス排出の双方の原因となる因子は考えられるのでしょうか?
これがない場合に、温室効果ガス排出による温暖化メカニズムという仮説があり、事実その双方に相関関係が認められるなら、この仮説は補強されると考えるのがポパー流の仮説の立証ということになります。
今回の論文の場合は、外出を活発に行う人とそうでない人がいることは十分に予想され、外出を活発に行う人がコロナに感染するリスクも高くかつGoToを利用する可能性も高いと予想されるわけで、この双方に相関関係があることは不思議ではないわけですね。
そしてその相関関係が生じる原因として、外出を活発に行う人と引きこもりがちな人がいるという説明が当然のごとくに成り立つにもかかわらず、この可能性に言及することなく、GoToがコロナ感染リスクを高めたことを「示唆する」との記述をしてしまったことが問題なのですね。
GoToがコロナ感染リスクを高めるであろうことは、感染のメカニズムから予想されることであり、これを統計的に立証する論文であれば高く評価されるのでしょうが、この論文はこれを立証するものではないにもかかわらず、あたかも立証したかのごとき誤解を与える点が問題と考えられるわけです。
これは、「示唆する」との記述の他に、「政策上重要なテーマであるため、速報性を重視するため」として査読前論文を公開していることも、GoToがコロナの感染原因であることを立証したかのごとき印象を与えているように思われるのですね。
単なる相関関係であれば、あって当然であり、その速報性を重視する理由はないはずですから。
結局のところ、本論文に関して「不正確な表現がミスリーディングである」との判断を下すことは、妥当だと思いますよ。
Toshimi Minoura
> そしてその相関関係が生じる原因として、外出を活発に行う人と引きこもりがちな人がいるという説明が当然のごとくに成り立つにもかかわらず、この可能性に言及することなく、GoToがコロナ感染リスクを高めたことを「示唆する」との記述をしてしまったことが問題なのですね。
GoToがコロナ感染リスクを高める理由のひとつを皆さんが提示しています。それは、「外出を活発に行う人とそうでない人がいることは十分に予想され、外出を活発に行う人がコロナに感染するリスクも高くかつGoToを利用する可能性も高いと予想される」ことです。
Toshimi Minoura
> 地球の温暖化と温室効果ガス排出の双方の原因となる因子は考えられるのでしょうか?
温室効果ガス排出の増加が地球の温暖化を促進します、これは主として理論です、これを裏付ける要素の小規模な実験はできます。
また、地球の温暖化が海水に溶けている温室効果ガスが海水から放出されるという理論もあります。
それから、ハンバーガーの消費が増えると、地球の温暖化が促進されるともいわれています。これは、次の様な理由によります。
ハンバーガーの消費がふえる ==> 食肉用の家畜が増える ==> メタンガスの放出が増える
瀬尾 雄三
Toshimi Minoura さん
> 「外出を活発に行う人とそうでない人がいることは十分に予想され、外出を活発に行う人がコロナに感染するリスクも高くかつGoToを利用する可能性も高いと予想される」<
これは、因果関係ではなく相関関係です。今回の論文は、当然あると予想される相関関係の存在を検証したことをもって、因果関係が確認されたかのごとき誤認を与えていることが問題とされています。
その他、理論的予想には、一定の定量性が求められるということで、温室効果ガスが地球の温暖化に与える影響も、このままの排出が続けば何年後に何度の上昇といった形で予想が与えられているのですね。
ハンバーガーの消費に関して、地球温暖化に対する定量的予想は与えられているのでしょうか。それがないなら、Toshimi Minoura さんのご指摘は、単なる議論のための議論といわざるを得ません。
支持するよ。