文春オンライン(山本 一郎氏)の12/17付けBLOGOS記事「ガチで『Go To路頭』になりかねない年末…こういう危機感ってガースーにちゃんと届いたりするものなのでしょうか」にコメントしました。
ちゃんとコロナウイルスが収束されるまで経済振興策は打つべきではなかったのかも
第一波は、6月に入ると感染者も1日40人程度で横ばいとなっておりましたから、一応の経済振興策を打つタイミングではあったのですね。
ところが、GoToトラベルの開始日となりました7/22の段階では、新規感染者数が1日70人程度まで増加しており、第二波到来の兆候が表れておりました。この状態でGoToを強行してしまったのは、少々問題です。
新しい感染症という、未知の脅威に対抗しようとしているのですから、相手の出方次第で作戦を柔軟に変えていく必要があります。政府が一度動き出すと方針変更が困難であることは最初から分かっているのですから、考えられる様々な事態への対応を、予め考えておかなくてはいけませんでした。
基本的に、新型コロナのような、外部からの流入や自然発生がほとんどなく、感染拡大は感染者による再生産がほとんど全てである場合、感染者の数が対応の困難さを決めるという性質があるのですね。それがわかっていれば、感染者数を増やす選択は、あり得ません。
GoToをやるにしても、感染者が増えたらGoToを見合わせというルールを、あらかじめ定めておかなくてはいけませんでした。
また、上の原理がわかっておれば、新型コロナへの対応は、他の方面でも簡単に決められます。新規感染者が増えていれば対策を強化する。減っていれば対策を緩めてもよい。感染者数の増減をすべてに優先する基準とし、何をするかは経済振興に何が効くかを考えて決めればよいのですね。
こんな簡単なことが、どうしてできないのでしょうか。
不思議です。
>>いわゆる「経済を回しながら感染症対策をやる」という話は、あたかも二律背反のように見えて、実際には感染症が広がってしまうと経済どころではないという意味で、ちゃんとコロナウイルスが収束されるまで経済振興策は打つべきではなかったのかもしれません。
当たり前だ。そんなこともわからないのがアゴラあたりの連中だ!「