文春オンライン(広野真嗣氏)の12/18付けBLOGOS記事「『無症状の感染者が40代、50代で広がっている』分科会医師が訴える“第3波の本当の危険性”」にコメントしました。
問題の本質は、きわめて簡単なのですが、、、
要は、感染者数が増えれば、それだけ医療の負荷がかかる。新規患者数は計測されているわけですから、増えているのか減っているのかは一目瞭然。そして現在はこれが増加の一途をたどっているのですね。
感染は感染者が引き起こす。「感染者数×実効再生産数」が次の世代(例えば5日後)の感染者数になります。
ハイリスクな夜の街での感染防止は、一つの決め手ではあったのですが、おそらく今となっては、夜の街の対策だけでは手遅れである可能性が高い。
街中を出歩く感染者を減らすことが感染対策の一つの決め手で、感染リスクの高い人に対して検査を行い陽性者を隔離するのですが、検査の有効性は陽性率で与えられる。
陽性率は、6月ごろのコロナが抑制されていたと思われる時期で1%台から1%を切るところまで下がっていたのですが、現在はこれが6%ほどに上昇しており、検査と隔離を積極的に行うべき局面と考えられます。
もちろん、検査で陰性だからといって油断は禁物。3割ほどの見逃しがあり、安全を保証するものではない。あくまで街中を出歩く感染者の数を減らすため、と割り切るしかありません。
もう一つは、実効再生産数を下げることで、究極的には緊急事態宣言。第一波は、これで乗り切ったわけですね。
コロナ対策が経済に悪影響を与え自殺者が増えるという主張もあるのですが、経済的困窮による自殺は、経済政策と福祉の問題。経済的困窮の原因はコロナに限られたものでもなく、これはこれで別途の対応が必要です。緊急性があるというなら、緊急融資や一時金の支給を早急に行うこと。
他の問題があるからといってコロナ感染拡大を許してしまうと、問題はさらに深刻化するだけです。それが、感染症という災厄の特徴です。
朝三暮四の故事もある。問われているのは、われわれが猿並みか否か、そういうことなのですね。
神奈川315 人
とうとう大阪を超えてしまった。
GOTOを止めた大阪といつまでも止めない神奈川。
もう一度黒岩知事についってした。