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山崎毅氏の12/20付けBLOGOS記事「リスク誤認がある限り、市民の正しい行動変容は起こらない/誤ったメッセージによる感染抑制効果は限定的」へのコメント

山崎毅氏の12/20付けBLOGOS記事「リスク誤認がある限り、市民の正しい行動変容は起こらない/誤ったメッセージによる感染抑制効果は限定的」にコメントしました。


いくつかのポイントを指摘しておきますね。

まず第一にGoToの問題は、アナウンス効果にあるということ。

GoToの旅行自体が感染拡大をひき起こすリスクはさほど大きくはないと思われる一方で、政府がGoToを打ち出したという事実によって国民が受け取るメッセージ、「コロナに対する警戒は、緩めても大丈夫」とか「コロナ感染防止よりも経済を重視してください」が感染拡大に大きく寄与したと考えられるのですね。

だから、感染が拡大している現在、政府がなすべきことは、コロナに対する警戒を高めるべきとのメッセージを国民に発すること。今回、GoToの一時中止を発表したことは、一応、この行為には該当するはずです。効果のほどは確認する必要があるのですが。

第二のポイントは、新型コロナの感染原因は、ほぼ100%が他の感染者からの伝染だ、という点で、風邪やインフルエンザが環境にあるウィルスからの感染も多いという点と全く異なるということなのですね。

それが意味することは、風邪やインフルエンザと比べて、新型コロナの感染力が高いということ、および、感染者からの感染防止さえできればコロナの感染拡大は防止できる、という点なのですね。

風邪やインフルエンザが環境に影響されるために予測困難であるのに対して、新型コロナは感染者数をモニターすることで容易に現状が把握でき、先の見通しも予想できるのですね。

第三に、感染者数の増加は事態の深刻化を意味しており、これを減じる対策を早急に打つ必要がある、という点を忘れてはいけません。

感染者数が多ければ、医療負荷がそれに応じて増すことは当然ですが、街中での感染リスクも高まり、社会活動も感染者数に応じた制約を受けます。そして、経済にも悪影響を与えてしまいます。

これは、環境からの感染が多い風邪やインフルエンザと決定的に異なる点だということを理解しなくてはいけません。

1 thoughts on “山崎毅氏の12/20付けBLOGOS記事「リスク誤認がある限り、市民の正しい行動変容は起こらない/誤ったメッセージによる感染抑制効果は限定的」へのコメント

  1. mi.mino

    >>まず第一にGoToの問題は、アナウンス効果にあるということ。
    そのとおりです。
    だから神奈川県のマスク会食はダメなのです。
    あと、若い人へ。
    後遺症は抜け毛のダメージもあるらしい。
    将来禿るぞ

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