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野田佳彦氏の12/21付けBLOGOS記事「ワニの口 外れる」へのコメント

野田佳彦氏の12/21付けBLOGOS記事「ワニの口 外れる」にコメントしました。


かつての民主党政権に関わった方は、経済について口をつぐんでいるのが良いのではないかと思います。「なかったことにする」というわけですね。

ここで何かを語られると、あの悪夢がよみがえってしまいます。おそらく多くの日本人は、このコロナ禍が民主党政権の時代に襲ったのではなかったことを、不幸中の幸いと思っているのではないでしょうか。

今、GoToなどをやらなければいけない理由は、特に旅行業界の経営がひどい状態にあるからなのですが、民主党政権時代には、日本中の多くの業界の経営が、軒並みどん底だったのですね。

もちろん、その主たる原因は、このエントリーでも主張されている、財政収支の無理な均衡化ですよ。あの時、世界各国が量的緩和に踏み切ってリーマンショックからいち早く回復したのをしり目に、我が国は打つ手が遅れて経済が低迷、多くの企業が破綻寸前に追い込まれ、追い出し部屋などを作らざるを得なくなったのですね。

その暗黒時代から日本を救ったのがアベノミクスですから、民主党政権に関わった方は、神棚に安倍さんの像を飾り、日夜お灯明を上げて拝まなくてはいけません。

そのくらいしておかないと、バチがあたりますよ。


返信がついております。

花の ヤン

<かつての民主党政権に関わった方は、経済について口をつぐんでいるのが良いのではないかと思います。「なかったことにする」というわけですね。>

<その暗黒時代から日本を救ったのがアベノミクスですから、民主党政権に関わった方は、神棚に安倍さんの像を飾り、日夜お灯明を上げて拝まなくてはいけません。>

いえいえ、ぜひ民主党政権の経済政策を議論してほしいものです。

面白いと思うのは、野田政権もインフレターゲットをやっていたことですね。 そう、実はインフレターゲットはアベノミクスの専売特許ではなかったわけです。

しかも、アベノミクスが始まると野田佳彦氏が黒田金融緩和を非難したというオマケまで付いています。

つまり、野田佳彦氏は自分の政権が何をやっていたのか理解していなかった程度の人物なのです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> つまり、野田佳彦氏は自分の政権が何をやっていたのか理解していなかった程度の人物なのです。

そういう人物に経済の議論をさせるのは、時間の無駄。聞いてる方の時間も無駄になってしまいます。

止めてもらいたい。

でもたぶん、その他のことなら、何か有益な知恵もあるのではないかと思います。たぶん、、、


花の ヤン 瀬尾 雄三 さん

<そういう人物に経済の議論をさせるのは、時間の無駄。聞いてる方の時間も無駄になってしまいます。>

いえいえ、「なぜ失敗したのか」という失敗の研究も有意義ですよ。

野田政権の不況対策の特徴の一つは、「世界オンリーワン企業・技術育成」「円高も活かした優秀な人材の受入れ・育成」「円高メリットを活用した海外M&A、資源確保の促進」「集中的な誘致対策により、訪日旅行者数回復へ」といった世界的視野に立ったグローバル志向なんですが、これらは現在の政治家や評論家も似たような主張をしていることと、これらがほとんど空振りに終わったことの2点で興味深いと思います。

このことを踏まえて分析をしなければ、現在の菅政権が野田政権の二の舞になる可能性を否定できないと思いますが、いかがでしょうか?

そういえば、野田政権のインフレターゲットがどうして機能しなかったのかも一度は考察して見る価値がありますね。

結局は、目標インフレ率が1%では低すぎるということになるのですが。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

野田さんに考えていただいても、あまり良い考えは出てこないのではないかと思います。まあ、野田さんのエントリーを使って、勝手にコメントを入れるのはアリ、かもしれませんけど。

菅さんの場合、ステーキ会食が批判されていますけど、財界人とも積極的に会食を行って情報を仕入れておられる様子。身の危険も顧みず職務を遂行されていることには、全く頭が下がる思いがいたします。

https://twitter.com/InsideCHIK.../status/1339957666089558016

野田さんの場合、おそらくは、財務省からの情報に基づいて政策を決めてしまったのではないでしょうか。菅さんも、もちろん財務省の話も聞かれているとは思いますが、安倍政権からの継続性を考えれば、リフレ派の経済学者の話も聞かれているはずで、まさか野田政権の二の舞になるなどということはないと、信頼しております。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<菅さんの場合、ステーキ会食が批判されていますけど、財界人とも積極的に会食を行って情報を仕入れておられる様子。身の危険も顧みず職務を遂行されていることには、全く頭が下がる思いがいたします。>

同感です。

おそらく行為に何らかの理由があるわけですから、会食を批判する方が間違っていると思います。

かつての年金未納問題もそうですが、杓子定規でかつ建設的ではない批判には私も正直辟易しています。

<野田さんに考えていただいても、あまり良い考えは出てこないのではないかと思います。>

まあ、あの野田佳彦氏ですからね。

しかし、我々や他の読者にとってこうした考察が何らかの参考になることを私は期待しているわけですよ。

特に、改革志向の人たちの考え方と野田内閣の経済政策は似ている部分がありますからね。

<野田さんの場合、おそらくは、財務省からの情報に基づいて政策を決めてしまったのではないでしょうか。>

おっしゃるとおりだと思います。

<菅さんも、もちろん財務省の話も聞かれているとは思いますが、安倍政権からの継続性を考えれば、リフレ派の経済学者の話も聞かれているはずで、まさか野田政権の二の舞になるなどということはないと、信頼しております。>

たしかにリフレ政策についてはそのとおりだと思います。

しかし、他の部分では野田政権と重なる部分がないでしょうか。 実際に政策を立案する各関係省庁も野田政権から継続しているわけですからね。

ちなみに、私は政治改革論や構造改革論、成果主義、グローバリズムなどには冷ややかな見解です。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> ちなみに、私は政治改革論や構造改革論、成果主義、グローバリズムなどには冷ややかな見解です。<

この部分では、私と意見を異にされております。他の部分では、およそ同じなのですが。

まず、我が国がグローバリズムに舵を切らざるを得なかったのは金融危機の故であり、当時の取得価額に基づく会計制度が実態を反映しない、特にバブル崩壊を受けた金融機関の経営実態が現実から大きく乖離していたことによります。

これでは、我が国の金融機関は海外勢に信用されず、国際金融取引に支障をきたしてしまうのですね。で、時価会計を含むグローバル・スタンダードを受け入れることになったわけですね。

結局のところ、金融危機の終焉には、この改革は必須だったと思いますよ。竹中さんは評判悪いけど、この立役者をつとめた功績は極めて大きいのですね。

当時の惨憺たる有様の金融機関に、金融工学を駆使した新しい金融ビジネスが魅力的にみえたのですが、これが大間違いでした。その前からLTCMが大きな問題を引き起こしていたわけですから、わかりそうなものだったのですが、なにぶん、金融工学の論理はきわめて難解だったのですね。で、この道を追求した我が国の金融関係者は、リーマンショックで再び痛い目を見ることになるわけです。

我が国の大きな問題は、産業革命にも匹敵する(あるいはそれ以上の)情報革命に完全に乗り遅れていること。これが、社会のあらゆる部分に影響を及ぼすことから、旧来のマネージメント能力ではカバーしきれない。構造改革や成果主義が必要なのは、この点なのですね。これが今だなされていないのは、我が国の大問題といえるでしょう。

まあしかし、これを議論し始めると、このスペースは小さすぎます。野田さんが適当なお題を出してくださるのを待つことといたしましょう。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<この部分では、私と意見を異にされております。他の部分では、およそ同じなのですが。>

まさに、この違いが楽しいわけですよ。

おそらく、雇用制度や福祉についても瀬尾さんと私とでは意見が違うと思いますので、互いに意見を披露するだけでも面白いと思うのです。

<結局のところ、金融危機の終焉には、この改革は必須だったと思いますよ。竹中さんは評判悪いけど、この立役者をつとめた功績は極めて大きいのですね。>

どうですかね。

私はソフトランディングが可能だっと思いますし、小泉構造改革で竹中氏が主導した不良債権処理は今だに日本経済の足を引っ張っていると思いますよ。

結局、小泉政権の後半で景気が好転したのは当時の円安シフトによるものだったのですから、余計な構造改革や不良債権処理をやらずに最初からインフレターゲットを採用すれば良かったのですよ。

<我が国の大きな問題は、産業革命にも匹敵する(あるいはそれ以上の)情報革命に完全に乗り遅れていること。これが、社会のあらゆる部分に影響を及ぼすことから、旧来のマネージメント能力ではカバーしきれない。構造改革や成果主義が必要なのは、この点なのですね。>

どうでしょうね、私は構造改革や成果主義よりも企業が研究・開発投資できる環境を構築するのが筋だと思いますが。

そのためには、企業の業績を確保できるだけの需要、研究・開発投資に配分しやすい租税や会計制度、などが有効だと私は考えます。

そう考えると、成果主義では冒険的な研究・開発投資が抑制される点で逆効果ではないでしょうか。

<まあしかし、これを議論し始めると、このスペースは小さすぎます。野田さんが適当なお題を出してくださるのを待つことといたしましょう。>

たしかにそのとおりですね。

つい、いろいろなことを書きたくなるのですが、議論を楽しむにはメリハリが大事ですね。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

野田内閣が碌な結果を生み出さなかった一つの理由に、この内閣は大臣ポストのたらいまわしを行っていたという、ちきりんさんの以下の指摘があります。

https://twitter.com/InsideCHIK.../status/1306602326946230273

できるだけ多くの人が大臣椅子に座って記念写真をとるために、1年の間に2回も3回も内閣改造繰り返したあの政権にはマジ驚かされた。 野田政権なんて1年ちょっとの間に3回も内閣改造して、大臣の椅子を4回も分配し直してんだよ。

選挙を挟まない組閣回数4回というのは、他に吉田、池田、佐藤、安倍の各総理も行っているのですが、これらはいずれも3年ほどの長期間であり、1年3か月の短期間に4回というのは異常です。

実は、その前の菅直人内閣も同様で、こちらは3回の組閣なのですが、4回目があっておかしくない時期に東日本大震災が起こっております。

この、短期組閣の定期的繰り返しは、それが計画的組織的であることを印象付けます。

私に考えられるその理由は一つしかない。

鳩山内閣のあまりの支持率の低さに、次の総選挙で政権を失うことは避けられずと見た民主党政権幹部が仲間に「元××大臣」なる肩書を与えるためにやったのでは、という疑惑ですね。

勝負が確定したゲームで、補欠選手にも甲子園のグランドを踏ませてあげるような話なのでしょう。

しかしこの時代、リーマンショックの落ち込みに震災・原発事故が重なって日本は大変な時期だったのですね。そんな時に大臣ポストのたらいまわしをする。ろくな政治ができるわけがない。

コロナ対策と経済対策のどちらを優先するかという議論で、不況ゆえの自殺者の増加が問題になっております。野田政権の時代はどうであったのか。あまりにもおぞましい疑惑が、そこにはあります。

1 thoughts on “野田佳彦氏の12/21付けBLOGOS記事「ワニの口 外れる」へのコメント

  1. mi.mino

    あああの消費税増税を決めた人ね。
    公約あるいはファ何とかを思いきり破った人ね。
    ♠はああ見合えても公約はしっかり果たしたよ。
    ♦以下の政治家の人ね。

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