石破茂氏の4/9付けBLOGOS記事「各地域のデータ分析の必要性など」にコメントしました。
感染者の数を減少させること自体が最重要の目標なのではなく、新型コロナウイルスに対して弱者である基礎疾患保有者や高齢者などを重点的な対象として重症者や死亡者をいかに減らすか、…、が解決すべき最優先の課題であると思いますが、相変わらず国民に自粛要請などの負担をお願いすべきとの論調が主流のように思われます。
この手の主張が一部にみられるのですが、感染のすべては他の感染者から生じており、「基礎疾患保有者や高齢者など」への感染を防止する最も一般的な手段は、「感染者の数を減少させること」なのですね。
もちろん、街中にいかに感染者が多かろうとも、基礎疾患保有者や高齢者などを隔離して、これを世話する人々からの感染を防止する防護措置も完全に行うことができれば話は別なのですが、2021年3月1日現在の75歳以上の人口は1,871万人の多数に上り、これを隔離して世話することは不可能に近いと考えられます。
これらの人びとを隔離することができるのであれば、ぜひその方式を具体的に示し、これに必要な予算を見積もっていただきたいところです。我が国よりも高齢者比率が少ない世界の各国でも、このような手段は選ばれておらず、もしそれが可能であることが示されるなら、画期的な対応となるかもしれません。
ワクチンが普及するまでの間は免疫力を維持・向上させることも必要なはずで、過度の行動抑制は逆効果を生むことにもなりかねません。
新型コロナに感染することで免疫を獲得しようという考えは、新型コロナの流行が始まったころには一部の国で試みられましたが、その過程で多数の犠牲者を出した結果、今日ではこれらの試みは放棄されております。許容される程度の犠牲に抑えつつこれが可能な、何か良い手があるのでしょうか?
>>「基礎疾患保有者や高齢者など」への感染を防止する最も一般的な手段は、「感染者の数を減少させること」なのですね。
同意します。