大串博志氏の4/11付けBLOGOS記事「まん延防止措置が誤った形で使われている」にコメントしました。
緊急事態宣言は、文字通り緊急の際に発令して一気に沈静化を図る、「大鉈を振るう」というイメージがある一方、まん延防止法は長期戦向けにきめ細かな対応をする、「外科医のメス」のようなイメージでとらえたらよいのではないかと思います。
だから、まん延防止法ベースで事にあたれば、(余計なところまでぶった切らないという意味で)経済に対するダメージが小さい一方、急激な感染拡大には対応困難で、そんなときには大きく網を掛ける緊急事態宣言に頼るしかない、ということでしょう。
そういう意味からは、まん延防止法で引っ張れるだけ引っ張る、というやり方も正しい対応ではないかと思います。もちろん、それが無理ということがわかっているなら、早めに緊急事態宣言に踏み切って犠牲を最小限に抑えるというのも、また賢い対応だとは思います。
大阪で感染を拡大させてしまったことは事実ですから、大阪府の対応が甘いとか気合の入り方が足りないとか、そのような批判はアリかもしれません。火の燃え盛っているときにそんなことを言ってどうするか、とも思いますけど。
なんでもいいから抑えよう。