PRESIDENT Onlineの4/13付けBLOGOS記事「『政治家は明言を避け、決めるのは専門家』日本の政治はナチス化している」にコメントしました。
緊急の事態だからといって、本来の民主的な手立て、経路をバイパスして、何でも専門家の言うがまま意思決定が行われるとなると、話は別です。
西浦氏のインタビューなどを読むと、実際には、政治の段階で、専門家の主張が相当に値切られて政策に移されていたことがわかります。専門家が政治家に利用されている、というのが実態に近いのではないでしょうか。なお、支持率で政治的判断を変えることを否定的にとらえれているようですが、国民の声を政治に反映させるのが民主主義ですから、この部分は肯定的にとらえるべきところです。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-nishiura
国政復帰に意欲をみせていると噂される小池さんに、池上さんが「4年間の任期を全うしますか?」と尋ねると、…… 結局、知事の任期を全うするという確約はしませんでした。
これは普通そうだと思いますよ。先のことなど分かりませんから。ジャーナリズムの悪いところは、将来について確約させて、あとで話が違うと責めること。何が正しいかといえば、約束した時とそのベースになる事情が変わったら約束は反故にされても仕方ないのだけれど、「約束を守るべし」との原則論に立てば責める理由にはなる。
それが政治の自由を束縛し、行政の非効率さを招くとしたら、この手の約束を求める行為自体が害悪なのですね。まあ、ジャーナリストとして、政治的な権力を持つ人を責めることができること自体が手柄と考えられているのでしょうけど、これは、ジャーナリズムなり左翼なりという狭い世界での価値観にすぎない、ということを理解しなければいけません。
>>専門家が政治家に利用されている、というのが実態に近いのではないでしょうか。
同意します。