橋下徹氏の8/2付けBLOGOS記事「オリパラをやると国民の行動制限が効かなくなるということを想定していなかったのか…」にコメントしました。
引用されているヤフーニュースの伝える都内各所の人出は、東京駅Δ10.4%、新宿駅Δ3.4%、渋谷駅Δ5.7%、国立競技場周辺23.3%増、お台場海浜公園周辺35.7%増ということですね。
国立競技場周辺は、近所に所用があってちょくちょく行くのですけど、普段の人出などほとんどない。お台場海浜公園だって、そうそう込み合う場所じゃないのですね。ですから、比率で人出が増えているといっても、人数でどれほど増えているのか、甚だ怪しい。
一方の、東京駅や新宿駅や渋谷駅は、競技場周辺とは比較にならないほど込み合っている場所なのですね。都内でも、最も込み合っている場所に近いのではないでしょうか。そこの人出が減っているということは、人数では相当な減少になっているはず。
橋下氏が引いたこの数字の元は読売新聞でして、この新聞社がいかに危機感を作り出しているか、その舞台裏というか、やり口というか、種明かしがここになされてしまったようなお話です。
これって、数字は確かに正しいのでしょうけれど、伝達される印象は、おそらくは現実からかけ離れたものであり、実質的なフェイクニュースなのではないでしょうか。良い子は、こんなものに騙されないようにいたしましょう。
無観客