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新型コロナの現状(8/9)

新型コロナ感染状況の8/9版です。


我が国の状況

本日開始時点の自治体データを厚労省が集計した結果(国内分)では、感染者数が昨日から14,459人増加して累計1,.027,692人、死亡者は7人増加して累計15,273となりました。

下の図は新規の7日平均値をプロットしたものです。本日は、新規感染者数が引き続き増加、死亡者も小幅増加しております。新規感染者の倍化日数は10日で、昨日から1日増加しております。

将来を占うに新規感染者数の変化をみるという手法があります。この値は、二次微分に相当するもので、非常にノイズが多く含まれるのですが、新規感染者数の前日からの変化が小さくなっていれば、いずれ新規感染者数はマイナスに転ずるであろうと予想できるわけです。最近のデータを、新規感染者数倍化日数と並べてプロットしたものを、下図に示します。

新規感染者数の増加速度は、7/25日にマイナスを付けております。実は新規感染者数の毎日の生データは、7/23をピークに一旦減少に転じております。しかし、7/26より再び増加に転じ、8/1にもう一度ピークを付けて減少に転じるのですが、8/4より再び増加に転じ、現在は15,000人前後でもみ合い状態となっております。増加速度は、原理的には変化を素早くキャッチできるのですが、現実的にはノイズによる変動が大きすぎて、正確な予測を与えることは難しいように思われます。

一方、同じグラフに倍化日数をプロットしていますが、こちらは比較的滑らかな動きをしており、8/1-2にかけて最小値6日を付けた後増加に転じたことが読み取れます。これから言えることは、新規感染者数は増え続けていることは事実だが、その増加速度は低下しつつあり、回復の過程にあるということで、まだまだ時間がかかりそうではあるけれど、方向としては安心できる方向であるということができそうです。

世界の状況

厚生労働省の発表による世界の状況を下表に示します。本日の欠測国は、トルコ、スペイン、ベルギー、スウェーデン、ハンガリー、スイス、サウジアラビア、コスタリカの各国でした。

人口百万人あたりの感染者数が1日で500人以上増加した国は、マレーシア、キューバ、ジョージアの3か国で、国名を含めて、昨日とおなじでした。百万人あたりの死者が1日で10人以上増加した国はマレーシア、チュニジアの二か国で、一昨日からは1か国の増加となっております。

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