小宮山洋子氏の10/7付けBLOGOS記事「真鍋淑郎氏 ノーベル物理学賞」にコメントしました。
日本の学術社会も、ある種の既得権益的部分があり、有能なものにじっくり研究していただくようなポジションを与えるといっても、仲間内で適当に処理されてしまう懸念を捨てきれないところが問題なのですね。
ここは、第一線の研究、教育、行政目的の各種調査など、ある程度の分業体制にしてセーフティネットとしたうえで、特に優秀な研究者には、教育や事務処理などに時間を取られずに研究に専念できるような制度にしていかなくてはいけません。
この世界、横並び体質では全然ダメ。正しく差をつけることこそすべてであると心得なくてはいけません。
最悪なのは、以前の仕分けみたいなやり方で、素人が研究の領域にまで口を出してはいけません。この手のことは、人格高潔で超有能な専門家を、まずは引っ張り出してくる。そこから始めなくてはいけないのですね。
先端的研究をして成果が出せる人は少数かもしれないけれど、誰が優秀でだれが無能かわかる人、研究の価値がわかる人なら、これよりは多くおります。誰でもできるというわけでもないけれど、そういう人を何人か探し出してくれば、いろいろと考えることもできると思いますよ。
難しいね