まず、今回はクラス全員が戦う。子供を戦わせるのはイカガナモノカ、などという批判はあるかもしれませんが、一人一人の生徒に光を当てる、という方針、最終回にも貫かれました。
しかし、これ、切捨てをしない、という意味では正しいのですが、方向を限定するのは問題。本来は一人一人の特殊性、得意技を伸ばすようにしなくちゃいけないのですね。
今回の戦い、一応、得意技を生かしていた、という一面は確かにあるのですが、全部戦闘の範疇、というところがちょっと問題でして、たとえば四葉などは、こんな戦い方、本望ではないでしょう。毒を食わせて魔物を倒すなんてことを料理人志望の四葉にさせるのは、ちょっと残酷ですよね。
まあ、状況が状況だから仕方ない、とも反論されそうですが、後方支援や状況分析など、もう少し幅広い任務も設定できたのではないかと思うのですがね。
教育というもの、生徒一人一人を大切にする、誰も切り捨てちゃいけない、というのは基本なのですが、だからといって、単なる横並びではいけません。生徒一人一人の個性を開花させなくちゃいけない。一人一人の生徒が持っている多様な可能性を見つけ出し、育まなくちゃいけないのですね。大変なことでしょうが、それが仕事、このアニメの一つの狙いに、そういった主張が読み取れるのですが、最終回の筋書き、少々乱暴に過ぎました。製作に許された時間が少なすぎたのかも知れませんね。
もう一つの隠されたテーマは命の大切さ。で、ここでの主張は、「助けを求めること」。ふむ、これは一つの正しい方向かもしれませんね。少なくとも、助けを求める、という解決策を刷り込んでおけば、いきなり練炭買って目張りした車に乗り込む、なんてことは、もしかすると、考え直すかもしれません。まあ、方向としては正しいと思いますよ。
まあしかし、アニメ的にはなあ、、、私の予想したストーリーの方が、はるかにまとも、じゃないかなあ、、、ま、そんなことをいってみたところで始まらないのですがね。
ところで、ネギま!を作っているのは関東魔法協会ですが、放送しているのはテレビ東京。ここ、株価が低迷しており、注目かも、、、でIRをチェックしたのですが、良いですねえ。
まず、前期は増配。記念配を入れて倍増ですね。この増配、ホリエモン効果かも知れませんが、バランスシートをみると、流動資産が総資産の半分以上で、しかも前期は増加しています。今期利益見通しも上向きで、デジタル化、ネット融合への取り組みも着々と進行中。
というわけで、テレビ東京、私の注目株リストに追加です。このチャート、煮詰まり感もあり、わずかに安めのレベルで指しておくのが良いかもしれませんね。