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マクロスF23話で学ぶ英語は、シリアスです!

すでに24話も放映されてしまいましたが、英会話のお勉強は、「マクロスF第23話Lunar版」、前半に続き、後半とまいりましょう。

まずは後半の最初の部分、ちょっと長いレオン三島の解説です。

We cogitate with our brains. And no matter how strange our opponent is, if it is a lifeform with a brain, at very least, we can complehend the logic of its actions. But the Vajera are different. It's finally explained, how they, without brains, are able to function as a lifeform. われわれは脳で思考する。そして相手がどれだけ異様であろうとも、脳を持つ生物ならば、少なくとも行動原理は理解できる。だが、バジェラは違う。ようやく判明したんだよ。脳を持たない彼らは、なぜ生物として成立しているのか

Using their intestines, or more accuraely, a network of intestinal germs that emit fold wave, they transmit information. 彼らは腸で、より正確に言えば、フォールド波を放つ腸内細菌のネットワークで情報伝達を行う

Furthermore that network is expanded among the entire Vajera swarm, and each indivisual is positioned as a single synapse. Yes, the Vajera have no such concepts as "individual" or "self". The entire swarm, the entire race, they behave as one cleature. そしてそのネットワークは、バジェラの群全体へも拡大され、一個体はひとつのシナプスのような位置づけにある。そう、バジェラには「個体」や「自己」といった概念はない。ひとつの群れ、ひとつの種族で、一個の生物のように振舞う

最後のシーンに蜂の巣の映像が出てくるのですが、そう、つまりこれはswarm intelligence群知能と呼ばれているものでして、蜂やアリなどの昆虫は、群全体として、個体よりもはるかに優れた知性的振る舞いをすることが知られているのですね。

実は、私は、人間社会にも類似した働きがあるという仮説を持っておりまして、人間社会は、一個の個人よりもはるかに高度な知性的振る舞いをする、と考えております。「三人寄れば文殊の知恵」などと昔の人は言いましたが、研究機関にせよ、合議体にせよ、多くの社会的組織(すなわち人の群)は一個人よりも賢い振る舞いをしていることは否定できないのですね。

ま、この話をしておりますと、本題がどこかへいってしまいますので止めておきますが、、、

ただ、単なるランダムなネットワークでは知性は成り立たない、という点だけは指摘しておきましょう。つまり、マクロスフロンティア、この一点に関しては、間違っております。

人間の脳のニューラルネットワークも、実は、階層構造をしておりまして、だから、「言語野」などの特定の処理を行う部分が知られております。swarm intelligenceにおいても、低レベルの情報処理を個体が行っており、ハイレベルの情報処理を群全体が行う、といった階層化がなされているはずです。

そうなりますと、単なる腸内細菌がフォールド波通信をしただけでは、高度な知性は生じないはず。ローカルで処理をして、ある程度まとまった情報を特定の対象に送り、特定の情報を選別して受け取るといった機能が必要になるのですね。

あ、そうそう、ニューラルネットワークの基本単位はシナプスではなく、ニューロンです。このあたりも、マクロスフロンティアには、多少の混乱があります。まあ、小難しいことをいっても始まらないのですが、、、

ともかく、レオン三島は重大な事実を語ります。「That is why the Vajera target Ranka-kun. She will connect the Humanity and the Vajera, and then become the vangard of our destruction. だからバジェラはランカ君を狙うのだよ。彼女は人類とバジェラをつなぎ、そして、われわれを滅ぼす先兵となると

一方病院では、薬をきちんと飲むように言うルカにシェリルが食って掛かります。「Since I've stopped taking the medicine, my power's increased, hasn't it? If you're going to use someone as a tool, then you'd be better be cold as ice right to the end. 薬を飲むのを止めた分、私の力は強まっているんでしょ? 他人を道具として使うつもりなら、とことん冷酷になりなさい

シェリルの覚悟もすごいですね。もちろん、ライバルとしてのランカあってのことなのでしょうが、勝つためには自らの寿命を縮めることもいとわない。漢(オトコ)ですねえ、シェリルは、、、

病院では、すっかり弱った早乙女父をアルトと兄弟子が見送っています。兄弟子は、アルトを非難いたします。「Is that really the path you desire? To fight and kill? Alto-san, as I see, you are fighting only because you have been swept up in the events around you. Would you have become a pilot whether or not there was an enemy!? それが本当にあなたの望んだ道なのですか? 戦って殺すことが。アルトさん、私にはあなたが成り行きで闘っているとしかみえない。敵がいてもいなくても、パイロットになったのですか?

You are an actor through and through. You perform the role expected of you at each moment. You are able to perform it. Think carefully one more time. About your desires, about what you seek and why... あなたは根っからの役者です。その時々で望まれた役を演じてしまう。演じられてしまう。もう一度良く考えてください。あなたはなぜ、何を求めているのか、、、

まあしかし、これは少々お門違いの言い草であるように私には思われます。人間すべからく成り行きで生きているものであって、そうでない人々を「頑固者」とか「原理主義者」というのですね。もっとも、芸術の世界では、そういう生き方も高く評価されてしかるべきなのかもしれませんが、普通の人に言わせれば、これはいわゆる「役者馬鹿」という奴ですね。

公園でクランがアルトに訊きます。「What are you going to do? お前はどうするつもりだ?」「So far...I feel like I've come a huge distance. Even though it feel like just the other day that I joind SMS. Lieutenant Klan, why did you join SMS? 遠いなぁ、、、ずいぶん遠くに来た気がする。SMSに入ったのはついこの前みたいなものなのにな。クラン大尉、あなたはどうしてSMSに?」「Joining the service is the tradition in my family. So I didn't have any questions about becoming a soldier. I thought that was how the things worked. 軍人になるのが一族の伝統だ。だから兵士になるのに疑問はなかった。そういうものだと思っていたからな

I... thought the same thing. Thought I was going to be an actor. But, longing for a sky, I left home. Aming to be a pilot. And then, I met her. I choose to join SMS to protect her. To fight, To protect. Eversince then. おれも、、、そう思っていた。俺は役者になるもんだと。でも、空にあこがれ、家から出た。パイロット目指して。そして、おれはあいつに出会った。あいつを守るためにSMSに入ることを選んだ。戦うことを、守ることを。それからずっと、

Reminiscing all of a sudden? いきなり昔話か?」「It's true, I might've running away this whole time. pretending not to notice a lot of things. But, that's over now. It's a puny world that could be destroied by the slightest imbalance、but everyone's living here. They're hoping to keep on living. 確かに、おれは今まで逃げていたのかもしれない。いろんなものに気づかず。だがそれも終わりだ。このちっぽけで、ほんの少しのバランスで壊れてしまうこの世界、でもみんなここで生きている。生き続けたいと願っている

So if Ranka's being made into a tool for the Vajera, if her song is trying to destroy us, I'll kill Ranka. だから、ランカがバジェラの道具にされるなら、あいつの歌がおれたちを滅ぼそうとするなら、俺は、ランカを、殺す」「Alto, is that ... your love? アルト、それがお前の、、、愛か?

I always knew. But just for now. Just a little longer. わかっていたことだけど、でも今だけ、もう少しだけ」クランとアルトのやり取りを陰からのぞくシェリル、涙をサングラスで隠し、へたくそな紙飛行機を飛ばす、というわけです。すごいシーンですね。

シェリル、二流であることは自らも認識しているのですが、もちろんそんなことは絶対に言いません。自らの存在意義にかけて、残りの命を燃やそう、というわけです。ヤマトオノコもかくあるべし、というシーンではありました。

こら、ちんちんついてる野郎ども、しっかりせんとあかんぞ!


2016.6.12追記

ご注意:ネット上に公開されているマクロスフロンティアは著作権者に無断で公開されているものが大部分であり、本ブログに掲げたURLの相当部分は既にリンク切れとなっております。原作にご興味のある方は、以下のDVDをご手配ください。

1:第1話収録
2:第2, 3, 4話収録
3:第5, 6, 7話収録
4:第8, 9, 10話収録
5:第11, 12, 13話収録
6:第14, 15, 16話収録
7:第17, 18, 19話収録
8:第20, 21, 22話収録
9:第23, 24, 25話収録


2018.3.2追記:マクロスFで英語のお勉強シリーズです。新しいものから過去に向かってリストアップしています。古くなるにしたがって、内容は貧弱になります。話の筋は逆になってしまうのですが、英語のお勉強をされるのでしたら新しいものからどうぞ。

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