イケハヤブログに、人には映像を思い浮かべる人と音を思い浮かべる人の二種類がある、という記事がありました。その中でイケハヤ師がいうには「ぼくは聴覚が強いので、好きな曲をかなりリアルに再生することができます」ということなのですね。
そういえば私も好きな曲をリアルに再生している。これって、ちょっと愉快な経験なのですね。携帯音楽機器いらずの人間、といいますか、、、
で、ちょっと前までは、ミクの楽曲などを再生していたのですが、最近なぜか、カーペンターズの曲を脳内再生しています。そこで本日は、最近かけている曲をご紹介いたしましょう。
まずは、Top of the World。次に、Super Star、そしておしまいがYesterdays Once Moreの三曲です。
リチャードとカレンが活躍いたしました時代、音楽といえばレコードとラジオの時代でした。もちろんテレビもあったのですが、洋楽はあまりテレビではかからない。ラジカセなどというものがありまして、FM放送をカセットテープに録音したりもしていたのですね。
関東地方ではFENがお薦め。特に土曜日の午後に放送されますBillboard Top 40は最新のご機嫌な楽曲が次から次へとかかる夢のような番組でした。これをFMで放送しているという沖縄に憧れたりもしたものです。
さて、Top of the Worldの歌詞をサラッと聞いておりますと、私は世界の頂点に立って創造物を見下ろしている、などというかなり危ないシチュエーションが唄われているように思われるのですが、実はこれは恋の歌で、あなたを愛した結果天に舞い上ってしまったようだ、というのが実際の歌詞。
もう一つのSuper Starも、私はスーパースターですなどと聴いてしまいそうですが、これもまた恋の歌。あなたは私のスーパースターという意味なのですね。でも、この歌が大ヒットしておりましたころ、当然のことながら、カーペンターズはスーパースターであったわけでして、そういう状況でこんな歌を聴きますと、オイオイ、などという感じにもなったものです。もっとも、曲の雰囲気からは、夜空にひときわ輝く星を感じさせたりも致します。
最後のYesterdays Once Moreは、こちらはわかり易い曲です。なにぶん、恋の歌ではなく、ラジオかかる音楽に関する思い出をうたっておりますので、ただいま私がこのブログでやっておりますことと変わりません。
と、いうわけで、この曲を聴きながら、本日はエンディングということにいたしましょう。
11/20追記:Goodbye to Loveを忘れていたことに気付きました。ん?、こっちのほうが良いでしょうか、、、なんか、楽器を叩き壊し始めるのではないか、などと心配になる演奏風景ではありますが。こちらは、たぶんレコードと同じ音源ではないかと思います。カラオケでこの難しい曲に挑戦するなら、こちら、ということになりますね。
この曲、内容はわかり易いのですが、曲が何ともわかりにくいといいますか、曲がりくねっているといいますか、素直ではありません。そこが良いのですが、、、
歌詞と和訳はこちらをどうぞ。
11/22追記:カーペンターズのGoodby to Loveですが、やはりこれが最高ですね。
このビデオクリップで、カレンはリチャードと背中合わせに座ります。そして、失恋の歌を歌うのですが、途中から席を離れて左に移動する。そして、リチャードは、怪しげな(?!)楽隊と演奏を続けるのですね。
でも、カレンは最後までこの演奏に協力する。ダメ男を支える愛人のごとく、、、こんなのを見ておりますと、カレンとリチャードは、相思相愛の仲だったのではなかろうか、などという気も致します。でも、不幸にしてこの二人は兄妹だったのですね。
それはともかく、悪友たちに囲まれたリチャードは演奏を最後まで続ける。そして、カレンはこれに協力する、少し離れたところから。だってこの人たち、怖いですからね。美しい光景がそこにはあります。
で、カレンにとって最も大事なことは、このステージの成功。この望みは、完全に果たされた。それが最後のシーンではあるのですね。なんとも、良いビデオクリップではないでしょうか。
一方、こちらですが、確かに歌詞が出てまいりますことは、歌を覚えるには良いのですが、終わりの方に左に出てまいりますカレンの墓碑銘的写真が少々興ざめです。カレンがなくなったことぐらい、スーがなくなられたことと同様、世界の常識なのですね。だからそれを忘れたいがごとく、彼女らの歌を聴く。それを全くこいつらは、、、
ま、ビデオクリップを提供されておりますので、そうそう悪くも言えないのですが、もう少し、他人の心を分かったほうが良いのではないかと思いますよ。
それにしてもカレンの姿、スターウォーズのレイア姫を彷彿させますね。というか、スターウォーズがカーペンターズをトレースしているような気がしないでもない。まさかね、、、
11/23追記:それにしてもこいつは、相当に編集が入っていますね。よく見れば、カレンの姿が出たり消えたりしております。でも、これが悪くないのは、この歌い方が本来の姿であるからなのでしょう。ライブの時は、少し端折って演奏したとか、、、 先にあげました三つのビデオクリップ、いろいろと見比べるのも、また面白いことではありそうです。
これも良い歌です。
Please Mr. Postmanです。古き良き時代、ですね。これがYesterdays once moreに収められました理由も、このビデオクリップを見ておりますと、なんとなく解ってまいります。つまり、その時は全然気が付かなかったのだけど、じつは、素晴らしい時代だった、ということですね。