青山まさゆき氏の4/8付けBLOGOS記事「日本の死者は半分に減らせた。戦犯はこのままでは厚労省だが…」にコメントしました。
たしかに犠牲者を減らすことは大事なことです。これには、高齢者施設の感染を早期に発見して対応することが大事で、検査と隔離を確実に行うことが肝要でしょう。
これには、多くの方が指摘されている、要員の問題にも対応が必要で、たとえば、隔離により戦列を離れた介護者の交代要員を政府の側で準備するなどの措置が必要なのですね。
これはこれで意味のあることです。でも、今この瞬間に最も力を入れなくてはいけないのは、市中の感染者を減らすこと。何が問題といって、変異種が社会に拡大することこそが、まず一番の大問題なのですね。
政治に必要な判断は、限られた資源(予算や要員)をどの分野に向けるかということ。この観点から、このエントリーはピント外れで、青山氏の主張は空回りしております。むしろ、今の政府自治体の取り組みこそが正解なのですね。
つまり今は、社会全般の感染拡大防止に全力を注ぐべき局面だ、ということ。人々の移動を制限し、飲食店の営業時間を短縮することこそが、まさに今しなくてはいけない施策です。何かと批判の「まん延防止」も、そうそう悪くはないのではないでしょうか。
青山氏の意見よりは蔓延防止の方がいい。