猪野亨氏の8/9付けBLOGOS記事「オリンピック開催は良かった56%はやったもん勝ち メダル獲得最多も虚しく菅政権の支持率は最低」にコメントしました。
この朝日の世論調査は面白いですね。同じ調査でも、読み方によって反対の評価を出せる。たとえば、次の部分は、たしかに「安全、安心の大会」が「できた」より「できなかった」が多いのですが、7月調査に比べると評価はかなり改善しているのですね。
菅義偉首相が言ってきた「安全、安心の大会」が「できた」は32%と少なく、「できなかった」が54%と多い。7月調査で見通しを聞いた際には「できる」21%、「できない」68%だった。
また、以下の部分も面白い。確かに菅内閣の評価が低いことは確かですけど、では選挙での投票をどうするかといえば、自民は「横ばい」、立憲民主は「勢いが見られない」なのですね。
政党支持率は自民が32%、「仮に今、投票するとしたら」として聞いた衆院選比例区投票先としての自民は35%で、ともに5月以降横ばいが続いている。一方、立憲民主は支持率6%、投票先15%といずれも勢いが見られない。
結局のところ、政治は結果責任ですから、コロナ禍に収束の見通しが得られない以上、菅内閣の支持率は上がらない。だけど野党も、全然頼りにされていない、ということでしょう。一部には、盆明けにはコロナも下火に向かうのではとの観測もありますが、いずれにせよワクチン接種は進むわけで、この問題は、時間の経過とともに解決に向かうはず。
選挙のリミットである10月までには、まだかなりの時間があり、菅氏らは、解散・総選挙のタイミングを虎視眈々と狙っているはず。そういう大きな流れから見れば、今回のオリンピックはまずまずの結果だったといえるのではないでしょうか。
とりあえず終わった。