最近、暗くなるのが早いですね。朝は明るいのに、夕方は暗い。ちょっと調べてみたら、東京のあたり、最近では、日の出が 6:20、日の入りが 4:32 なんですね。
ふーむ、対称ではない。針のついた時計を見てください。つまり、正午を中心とすると、6;20が日の出なら、日の入りは5:40が対称の位置。
朝の明るさ、もったいない。せっかく外が明るいのに、みんな寝てますからね。夕方明るければ、外で遊べるし、帰りの道も、歩きやすい。
なんでこんなことになるかというと、日本標準時は東経135度、明石を通る子午線基準。これに対して、東京は東経140度のあたり、5度東なんですね。
15度違うと1時間、太陽の動きが変わります。5度なら20分のはずだけど、、、日の出日の入りを20分遅らせると、日の出は6:40、日の入りは4:52、まだ少し足りませんねえ。この際、けちなことを言わず、1時間ずらしましょう。
そこで提案するのは「日本の標準時を東経150度とする」ことです。ま、東京は139度ですけど、細かいことは言わない、東京時間、と呼んでおきましょう。
これ、以前議論された「夏時間」とよく似てますけど、切り替えしない、いつもこうする。一時的に時間を変えると、切り替え時に混乱が生じます。夏時間を採用している米国で、初日に飛行機の時間に遅れそうになった知人がいました。遅れた客が大勢いたので、飛行機が出発時間を遅らせてくれて、助かったと、、、夕方明るくて嬉しいのは、夏も冬も変わりませんから、切り替える意味はあまりない。
早起きをする、ってのはちょっと厳しいことなんですけど、時間そのものが変わったら、これ、早起きとは言えない。冬の朝、寒い、なんてこともあるかもしれませんけど、今は暖房も普及しているしね。
明るい夕方、人々の活動が増えるはず、多分、経済にも良い影響があるでしょう。