篠原孝氏の6/2付けBLOGOS気j「日本に感染者・死亡者が少ない理由を考察する- 原因を突き止めて第2波に備え、死亡者数を更に少なくする」にコメントしました。
支持しました。概ねその通りだと思います。ちなみに、支持1号です。
なお、政治家は、軍人相場師賭博師検官察弁護士と同様、たとえそれが幸運のもたらしたものにせよ、結果を誇っても構いません。
科学者は、幸運などを誇ってはいけないのですが。
で、本論ですが、(7)にはもう少し複雑な状況がありました。つまり、2~3月に我が国で感染を拡大させていたのは低毒性の武漢ウイルスで、3月中旬からヨーロッパ型のウイルスがもたらされ、これが3月下旬から4月にかけての感染の急拡大を招いた、というのが実際の姿と考えられます。
3月下旬の感染拡大を「気のゆるみ」とする人は多く、確かに三連休で花見にどっと繰り出す人たちの姿を見ればそういいたくなるのももっともなのですが、このころのクラスターには、京都産業大学にせよ、北新地の匿名希望の高級クラブにせよ、ヨーロッパ帰りの人が感染源となっていたのですね。
で、日本の何が幸運だったかといえば、ヨーロッパ型のウイルスがもたらされた時点で、すでに学校は休校、人々はマスクを付け、手指の消毒に励んでいた。
これは、こういった準備なしでいきな強力なヨーロッパ型ウイルスの感染拡大に直面したヨーロッパに比べて、感染拡大抑制には大いに役立ったはずです。つまり、事前に武漢ウイルスに襲われていたことが、結果的に日本を救ったというわけですね。
おそらく秋口に我が国を襲うと予想される本格的な第二波は、ヨーロッパ型ないしさらに凶悪化したものである可能性が高く、ここでもう一度本気の対策が必要となるはず。その準備は怠りなく進めなくてはいけない、これには全く同意です。
なお、一つ忘れられているのがスーパースプレッダーの存在で、おそらくは夜のお店に出没する人たち含まれているはず。これを割り出して対処することが最も効果的な対策になるはず。この部分のご準備もお願いしたいところです。
正直、この記事に関してあまり意見はありません。
総まとめのような意見ですので。