新型コロナ感染状況の6/14版です。
我が国の状況
本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から43人増加して累計17,179人、死亡者は1人増えて、累計925人となっております。
新規の7日平均値は死者は減少を続けておりますが、感染者はわずかではありますが上昇が続いております。さほど心配すべき状況ではないと思いますが、感染者数の今後の推移が気になるところです。
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況です。昨日同様、全体として鎮静化しております。
本日チリの百万人あたりの新規死亡者が10人を超えて赤字となっております。この増加数と増加率につきましては、本日は5%以上をオレンジで示しました。
何らかの増加率が5%を超えてオレンジ色の付いた国は、ペルー、チリ、パキスタン、南アフリカ、アルゼンチン、イラク、バーレーンとなっており、南アメリカ、アフリカ、中東諸国に増加率の高い国があることが分かります。
南アメリカとアフリカにつきましては、冬に向かう南半球の国々であり、新型コロナの流行が気温の低い時期に活発化すると考えますと納得のいくところです。
中東諸国とパキスタンにつきましては、いずれも年間を通して気温の高いゾーンであり、これらの国々は、最初から気温が高かったためにコロナウイルスの活性度が低く、これに合わせた防護措置しか講じていなかったとも考えられます。もしそういうことがありますと、緯度の高い欧米が夏季に向かって感染を低下させているのに対し、これらの国々は感染が縮小に向かう要素がないため、いつまでも高い増加率を示しているということも考えられます。
感染拡大防止と、このために生じる社会的ロストのトレードオフを考えなくてはいけませんが、コロナウイルスの活性度が低いといえども、あまり油断することなくきちんとした対応が必要なのではないかと思います。そういたしませんと、いつまでも感染者が出続ける。その損失もばかにできないことになりそうです。
神奈川県0人。
東京は増えていますが、夜のお店の検査が多く含まれたらしいです。