町村泰貴氏の6/14付けBLOGOS記事「Book: #サイバーハラスメント」にコメントしました。
| サイト運営者に責任を負わせること
これが基本でしょう。
インターネットとは、サイトとサイトを接続してなるネットワークで、他のサイトなりネット全体に対する責任はサイトの責任者にあります。
そして、サイトはその内部の個々の利用者に自らのサイトのサーバーへの接続を許す代わりに、適正な利用がおこなわれるよう利用者を管理する責任を負うのですね。
これが元々の大学、研究機関、企業等を結んだインターネットのあり方だったのですが、そこにパソコン通信やらインターネットプロバイダなどが接続してから、管理責任をほとんど意識しない形で匿名での利用を許すようになってしまった。
これら接続業者にしてみれば、ユーザの利便性を第一に考えるから、匿名で何でも書けるという形は(たとえそれが利用者の誤解であろうとも)歓迎すべきものだったのではないかと邪推しておりますが、実際のところはどうだったのでしょうね。
今回は誹謗中傷が問題になっているわけですが、その他にも、もっと犯罪的なメッセージは多々インターネットにあふれています。フィッシングサイトだってあちこちにあって摘発されたという話をあまり聞かない。
こういう異常な利用を放置した形で、果たして、インターネットという技術が社会の情報インフラとして有効に活用できるものか、私には少々疑問があるのですね。
つまり、一つ間違えれば犯罪者の思うつぼ、ということ。
どこかで、インターネットを正常化しなくてはいけません。
よくある意見で匿名性が悪いとされているが、匿名であろうと実名であろうと殴らればいたいということである。
いじめはほとんど面と向かって行われるが、隠れても行われる。
つまり、相手を殴らないことが重要なんです。
すなわち、誰かを殴ったらすぐにBANすればいい。
わざわざ、誰が言ったかを明らかにするひつようはない。
そしてBANされた人が申し開きをすれば解除すればよいだけである。」