城繁幸氏の6/25付けBLOGOS記事「やっぱり終身雇用が正しかったんじゃないの?と思った時に読む話」にコメントしました。
> 今回のコロナ禍に際しても驚くべき底堅さを見せる日本の雇用を見れば、労使の慎重なスタンスは取り合えずは功を奏したように見えます。<
コロナには強かったかもしれないけれど、衰退を続ける日本経済の根本的原因がこの日本の雇用システムにあるとなりますと、「功を奏した」なんてことは、口が裂けても言えないのではないでしょうか。
返信がいくつかついております。
加藤洋行
どうなんでしょうね。アメリカやイギリスが「普通の国」だとして、日本は「普通の国」になるべきでしょうか。国に強大な権力があり、ロックダウンもできる。にもかかわらず、コロナによる死者も失業者も多い。皆保険もないから、貧困層はとても悲惨な目にあっています。日本はそんな国になるべきでしょうか。日本を含む東アジアでコロナによる死亡者が少ないのはBCG接種が1つの要因だという説があります。とすると、結核の予防を目的としたBCGがコロナにも効いたことになります。同様に、企業の景気が悪くなったときのために準備していた「内部留保」がコロナにも効いたことになります。これは偶然の一致でしょうか。少なくとも危機管理という面では、日本のほうが優れているということではないでしょうか。それにイギリスの経済が絶好調とは、とても言えないですしね。
加藤洋行
今回のコロナ騒動で各国の考え方の違いがわかって、すごく勉強になりました。アメリカやイギリスは「非常事態宣言」が出せるから、簡単に戦争ができるんですね。日本は「非常事態宣言」が出せないから「緊急事態宣言」を出した。それだけ戦争がしにくい国だということです。2か月ほど前に「早く緊急事態宣言を出せ」と大騒ぎした人、いま「自粛要請ではなく、自粛命令を出せるように法改正すべきだ」と騒いでいる人、その先には「戦争」が待っていますよ。日本が強権を発動することに抑制的な意味を、もう一度よく考えてほしいと思います。
瀬尾 雄三
加藤洋行 さん
> その先には「戦争」が待っていますよ。
戦争には、仕掛ける戦争と、仕掛けられる戦争があるのですね。
民主主義国においては、国民の賛成がなければ、仕掛ける戦争はできません。でも、仕掛けられる戦争は近所の独裁国にはいつでも可能なのですね。
そして、独裁国といえども負ける戦争は仕掛けない。我が国が弱いとみられたら、そこに戦争が待っている。
戦争を回避したいなら、少なくとも、周辺の独裁国家よりは強くなくてはいけません。
アトキンソン氏の連載は読んでおいた方がいい。
他の外国人の日本経済論は実際日本で企業経営していないから、論理性があるように見えても、日本では適用できないことが多い。
アトキンソン氏は日本古来からある企業の経営をしているから、日本の問題点を適切に書いてくれている。
無能な社長を増やす「給料安すぎ日本」の大問題
「モノプソニー」をなくして経営者を鍛えよ
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長
https://toyokeizai.net/articles/-/358393
これを読んでおいてほしい。
城氏のいうことは間違いである。