天木直人氏の6/26付けBLOGOS記事「陸上イージス撤回了承の報告会で涙を流した河野防衛相はお笑いだ」にコメントしました。
本件、笑っておればよいような問題ではないのですが、、、
これ、防衛相の計画が甘かったことは確かなのですが、私が不思議に思うのは、なぜ「国有地」にこだわったのか、という点です。
国有地に造ろうと思うから内陸部になってしまい、ブースターが住民の上に落下するようなことになる。
海沿いの土地を買い上げるなり、埋め立てるなりすれば、ブースターが地上に落ちる危険性もなく、レーダーの電波もすべて海上に向けて発射されることになるのですね。
山口県なら見島など、ほとんどだれも住んでいないエリアだってあるのですね。秋田なら男鹿半島の先っぽの方とか、水島なんて岩礁みたいなものもある。
いろいろとヘンなこだわりを入れると、良い計画も途端にねじれたものになる。優先すべきものは何か、この基本に立ち返ってきちんと計画しなくてはいけません。
もちろん、巡航ミサイルで「やられる前にやる」というスタイルだってないわけではないのだけれど、それよりも、国有地という縛りを外してゼロベースで考えるのが、ずっと簡単なのではないかと思いますよ。
涙を流して訴えるといえば、トヨタの奥田氏の件だな。ドライなアメリカ人だから、通用しないと思われたが以外に効果的だった。
河野氏は仲間が少ない。
彼がアシュアを用意したわけではなくただ引きついただけであっても、うまくいかずに迷惑をかけてしまった人に詫びて涙を流すのは相手側に誠意を感じさせる。