宇宙線というのは、宇宙のかなたから飛来する高エネルギー粒子のことでして、今のように、巨大な加速器が利用できるようになる前は、素粒子の研究に、盛んに宇宙線の観測が行われたものです。そうそう、湯川秀樹博士の予言した中間子、実在が確認されたのも宇宙線の観測でした。 ... "青空に思うこと、、、あの日見たのは宇宙線!?" を続けて読む
カテゴリー: 哲学・思想・自然
今日は満月、地震が心配、、、
今日は日の出がいちばん遅い日、、、
というのは、実はわけありでして、、、 ... "今日は日の出がいちばん遅い日、、、" を続けて読む
何かを変えると、何かが変わる
ふらりと富士山に登ってきた少年の記事(リンク切れ)を見て、そんなことを考えました。 ... "何かを変えると、何かが変わる" を続けて読む
神も仏も、、、
東北新幹線の座席の前に、トランヴェールという雑誌が置いてあるんですけど、この特集、なかなか読み応えがあります。今月の特集は会津の仏教。あれま、会津、仏教が盛んだったんですね。 ... "神も仏も、、、" を続けて読む
0の発見は有名だけど、その前に1が発見されたそうな
0を発見したのはインド人、1を発見したのはフェニキア人、だったかな? ... "0の発見は有名だけど、その前に1が発見されたそうな" を続けて読む
ソフィスティケート、って洗練された、都会的って意味ですけど
哲学のページには、こんなことが書いてありますね。
8.3 ソフィスト
ギリシャ語で知者。「善」や「真理」は人によって異なる、絶対的な真理などありえないと言った。ソフィスト達は青年達に「どうしたら出世できる」という実践的な方法を教えていた。代表的なソフィストに相対主義者のプロタゴラス(BC480頃~410頃)、懐疑論者のゴルナアス(BC483頃~375頃)。 ... "ソフィスティケート、って洗練された、都会的って意味ですけど" を続けて読む
二種類の社会と二種類のコミュニケーション
小さな社会はコミュニティでありえるけれど、大きな社会は抽象社会になる、ということを昨日の日記に書きました。コミュニティ、そこでは、個々の参加者が独特の役割を果たすことが期待される、つまり、社会が個人を認識しているんですね。だから、個人的事情に配慮される。しかし、大きな社会ではそんなことを言っていられない。一律の基準で物事が進む。個人の事情に配慮されない、ってのは悲しいことかもしれませんけど、逆に言えば、誰にでも均等に機会が提供されるということで、喜ばしい話です。 ... "二種類の社会と二種類のコミュニケーション" を続けて読む
新しいコミュニティ
コミュニティの話を続けます。 ... "新しいコミュニティ" を続けて読む
「馬鹿の壁」のコミュニティって、、、
相当に狭い意味で使っていますけど、この日記はもっと広い意味で使っていますのでご注意を。って、馬鹿の壁を読み直して、ありゃ??? っと思ったんですね。 ... "「馬鹿の壁」のコミュニティって、、、" を続けて読む
官僚主義の悪いところと良いところ
官僚的、ってのは、だいたいにおいて悪口なんですけど、今回はちょっと、官僚的なお役人を弁護したいと思います。 ... "官僚主義の悪いところと良いところ" を続けて読む
コミュニティ、って、、、
アイデンティティとパーソナリティ
アイデンティティについて、いろいろ書いてきましたけど、今回は、この言葉について、考えてみましょう。 ... "アイデンティティとパーソナリティ" を続けて読む
言葉がつくる、知恵と、社会
「言葉を生み出す本能(上) (下)」という本をこの日記の最初のほうで紹介しましたけど、人間には、言葉を使うための機能が、生まれながらにして脳に準備されているそうです。言語は人間の本能的能力、なんですね。 ... "言葉がつくる、知恵と、社会" を続けて読む
学校で教えるべきこと、その2:社会と言葉
学校で教えなくちゃいけない、一番大事なことは、社会とのかかわり方です。特に義務教育の、最重点課題。なにしろ、小学生、家庭という小さな世界から、社会人、つまり、広い世界の一員として巣立っていかなくちゃいけない。その世界がどうなっているのか、これは、単なる知識以上に、技術としても、身に付けなくちゃいけません。運転、みたいなものかな。 ... "学校で教えるべきこと、その2:社会と言葉" を続けて読む
共産主義について(左翼チックに迫ってみよう)
前回のクイズの答え1、の様子です。民主党の新聞広告には、しっかり、スペリングが書いてあった。さすがインテリ政党。でも、今の公約、積荷目録の方がしっくりするような気がするんですけど、、、
で、共産党宣言という言葉に触発されて、共産主義について、考えてしまいました。こんな大きなテーマ、短い日記で書ききれるものでもありませんけど、この日記のテーマに近い部分について、今日は書いてみたいと思います。 ... "共産主義について(左翼チックに迫ってみよう)" を続けて読む
学校で教えるべきこと、その1:数理系
教育について、イロイロ書いてしまいましたので、理想のカリキュラムについて、簡単にまとめておきましょう。 ... "学校で教えるべきこと、その1:数理系" を続けて読む
再考:富の再配分と、価値の創出。
進化のメカニズム
適応が悪い、なんてことを前回書いてしまいましたけど、今度は反対側から考えてみましょう。 ... "進化のメカニズム" を続けて読む
二種類の社会との付き合い方
第一に、学校は学問を学ぶ場、と考える人が多いかもしれませんけど、今の高校までの学校教育、学問のダイジェスト版、映画の予告編といったところ、広く、浅くは学問とはなりえません。学問の真似事であるとしかいえない。 ... "二種類の社会との付き合い方" を続けて読む
適応って、実は、良くないことであるとの指摘、あちこちに!
ダーウィンの進化論では、環境に適応した種が生存するというのが進化の基本ですから、適応は生物が生き残る上で、最も重要ということになるんですが、過度に適応することは、その種にとって、危険なことでもあると、多くの人が指摘しています。 ... "適応って、実は、良くないことであるとの指摘、あちこちに!" を続けて読む
一億総中流、日本人の中流意識は大いなる嘘
この手の話し、まず、疑って掛からなくちゃいけません。 ... "一億総中流、日本人の中流意識は大いなる嘘" を続けて読む
アイデンティティーについて
教育問題の裏に、偉大なる将軍様の精神が、、、
文部省や日教組、何で教育現場に号令を掛けたがるのでしょうか。その裏に、政治的な意図、はっきり言えば子供たちを洗脳したい、って意図が見え隠れしていると思うのは、私だけでしょうか。子供たち、いずれは大人になって、選挙権を持つ。だから、彼らを洗脳すれば、政治の世界は思うがまま、ですよねえ。 ... "教育問題の裏に、偉大なる将軍様の精神が、、、" を続けて読む
強い組織の秘密と学校教育の理想のありか
もうすぐ選挙ですけど、小泉自民党、やはり強そうです。自民党、なぜ、かくも長期にわたって政権を担当できたのでしょうか。もちろん、自民党が野党になったこともあれば、社会党の委員長が総理になったこともありました。しかし、自民党政権という基調、私が物心ついてからこの方続いています。 ... "強い組織の秘密と学校教育の理想のありか" を続けて読む
ポストモダンで語られた現在の問題
ポストモダンで語られた現在の問題については、考えておかなければいけませんね。 ... "ポストモダンで語られた現在の問題" を続けて読む
平和の敵としての「ポストモダン」
ポストモダンの嚆矢リオタールの言う「大きな物語」、前回の日記では、近代化が人々を幸せにするという幻想(?)だなんて簡単に書いてしまいましたけど、実際の所はもっと複雑、それほど簡単な話じゃありません。 ... "平和の敵としての「ポストモダン」" を続けて読む
流行り廃れた「ポストモダン」再考
秋は夕日が、きれいですね
会社への往き帰りのバスの窓から、往きは朝日が、帰りは夕日が、真正面に見えます。ふうむ、私の通勤ルート、東西に伸びていたんですねえ。 ... "秋は夕日が、きれいですね" を続けて読む
「都会的ライフスタイル」ってポパーの抽象社会そっくり!
米国のシカゴで、シカゴ学派と呼ばれる社会学者の集団が誕生したのは、その都市問題が深刻になったという背景があったと言われてます。アル・カポネ、なんてのもシカゴの人(ギャング)だし、、、 ... "「都会的ライフスタイル」ってポパーの抽象社会そっくり!" を続けて読む
仲間社会の意義と危険性
仲間社会、社会学者は部族社会、なんて言いますけど、これが拡大したのが民族主義国家です。この社会、中にいる人には、実に気分の良い社会なんですけど、外部のものを排斥し、異質な他者には極めて冷酷、という大問題があります。 ... "仲間社会の意義と危険性" を続けて読む
なんと、FPGA評価ボードが、雑誌の付録に!!
9月発売の「デザインウエーブ」10月号はFPGAの特集、付録にFPGAを搭載したプリント基板が付いています。この情報を、インターネットで見つけて、早速本屋に駆け込んだんですが、どこにもない。秋葉のラオックス本館、じゃないBOOK館にもない、結局、書泉グランテに一冊だけ残っていたのをゲットしました。店員の話では、今月号は出版部数が少なかったとのこと、出版社が安く手に入れられたLSIの数に限りがあったんでしょうかね。 ... "なんと、FPGA評価ボードが、雑誌の付録に!!" を続けて読む
掲示板で見つけた「仲間社会」と「普遍性」の対立、
これって、ひょっとすると、今日の社会を覆う問題の根源かも、、、なんてのが、「悲しきネット」の主張なんですよ~!! ... "掲示板で見つけた「仲間社会」と「普遍性」の対立、" を続けて読む
「社会」これも一つの知性体、なんですね
さて、下世話な話題が続きましたけど、総集編の続きとまいりましょう。 ... "「社会」これも一つの知性体、なんですね" を続けて読む
メディアはメッセージである、なんてことを
メディアはメッセージである、なんてことをマクルーハンという人が唱え、一頃のはやり言葉になりました。もう、何十年も昔の話ですけど、、、で、メディアはマッサージであるなんてオヤジギャグが銀座のクラブ辺りで語られていたりして、、、 ... "メディアはメッセージである、なんてことを" を続けて読む
エゴ・コギト・エルゴ・スム、って呪文みたいな言葉、
デカルトが哲学原理という本に書いた言葉で、「我思う、故に我有り(ego cogito, ergo sum)」という意味です。 ... "エゴ・コギト・エルゴ・スム、って呪文みたいな言葉、" を続けて読む
知的所有権で所有されるモノって
知的所有権で所有されるモノって何でしょうか? ... "知的所有権で所有されるモノって" を続けて読む
普遍性、って? メジャーを目指すということだね。
「普遍性」という言葉、「どこでも通用する」ぐらいの意味で、感覚的には「メジャー」に近い言葉です。 ... "普遍性、って? メジャーを目指すということだね。" を続けて読む
絶対とか、本質的とかいうものについて
総集編(?)の続き、この日記の古いところで扱っていた議論のまとめを続けます。 ... "絶対とか、本質的とかいうものについて" を続けて読む
「意識する機械」総集編、みたいなものを、、、
意識する機械に関しては、この日記を最初から読めばお分かりいただける、なんて書きましたけど、私の考えを、ここで整理しておきましょう。 ... "「意識する機械」総集編、みたいなものを、、、" を続けて読む
ニューロンの簡単な作り方
この日記、始めて読まれる方は、できれば最初の記事から読んでいただけると、意図がわかりやすいんですけど。ま、こんなこと、無論、強制できるわけもありませんが。 ... "ニューロンの簡単な作り方" を続けて読む
測定には時間が掛かる
二つ前の日記で、
正確に言えば、知ることができるのは、ほんのわずかでも過去の出来事に限られ、厳密に「現在」の出来事すら、知ることはできません。
なんて書きましたけど、これは、アインシュタインの「現在」、「過去」、「未来」の定義でもあります。 ... "測定には時間が掛かる" を続けて読む
再考:時間、情報、不確実性について
不確実性をめぐる問題について、これまでいろいろと書いてきましたが、ここで、一つまとめてみましょう。 ... "再考:時間、情報、不確実性について" を続けて読む
1,2,3,その次はたくさん、って
未開の人たちを馬鹿にする話でよく出てくるんですが、実は、人間、一度に考えられるのは3つまで、ということも事実だそうです。つまり、我々のアタマでも、3つ以上は「いっぱい!」ってわけですね。 ... "1,2,3,その次はたくさん、って" を続けて読む
当選番号を調べる前の宝くじの価値は?ギャンブル必勝法を伝授しましょう!!
既に、当選番号が決まっているなら、その価値は決まっているはずです。でも、番号を調べるまでは、確率的にしか価値を議論できません。 ... "当選番号を調べる前の宝くじの価値は?ギャンブル必勝法を伝授しましょう!!" を続けて読む
二種類の情報、あるいは、マインスイーパーの勝ち方
不確実性を減らすもの、それが情報の定義ですが、情報には、スタティック(静的)な情報と、ダイナミック(動的)な情報の、二つの種類がある、と主張します。 ... "二種類の情報、あるいは、マインスイーパーの勝ち方" を続けて読む
リスク・マネージメント:不確実性への対処
要人誘拐や、会社の不祥事が起こると、企業のリスク・マネージメント体制の不備がよく議論されます。「ビジネスの基本はリスクをテイクすることである」という基本に従えば、リスクへの対処こそ、企業活動の基本であるということもできそうです。 ... "リスク・マネージメント:不確実性への対処" を続けて読む
不確実性、あるいは時間について
先日のこのブログで議論した不確実性、つまり、先のことはわからないというのは、時間の性質に関わる問題ですね。
時間については、これまでも、多くの哲学者が考察を加えています。この日記では、自然科学の知見を援用して、時間について考え直してみましょう。 ... "不確実性、あるいは時間について" を続けて読む
何が起こるかわからない、、、
株などをやっていると、本当にそう思います。
最近、50円以下の安い株に投資することが、一種のブームになっているんですけど、先日、セザールという不動産会社が潰れ、その株は、ただの紙切れになりました。株価が安ければ、損失も少ないと思われるかもしれませんが、その分、大量に買い込む人がいて、ヤフーのセザールのボードには悲鳴が渦巻いていました。 ... "何が起こるかわからない、、、" を続けて読む
文化・常識とコミュニケーション行為の相互作用、
文化・常識とコミュニケーション行為の相互作用、ってことを、文化を含むコミュニケーションモデルを使って、考えてみましょう。 ... "文化・常識とコミュニケーション行為の相互作用、" を続けて読む
ネグレクト:コミュニケーションが作る脳
今日の NHK テレビで、ネグレクトという幼児虐待の話題を扱っていました。赤ん坊が泣いたり笑ったりした時に、応えてやらない、ということを続けると、幼児の脳の発育に支障をきたす、という重大な結果を招くとのことです。 ... "ネグレクト:コミュニケーションが作る脳" を続けて読む
言葉を生み出す本能
「言葉を生み出す本能(上) (下)」という本(NHK Books)を読み返しています。 ... "言葉を生み出す本能" を続けて読む
「真理、真実」って、「信理、信実」じゃあ?
科学の理論が作り出すものは仮説であると、昨日の日記に書きましたが、科学者には「真理の発見」が求められている、ということも確かです。
仮説は、どうすれば真実になるのでしょうか。 ... "「真理、真実」って、「信理、信実」じゃあ?" を続けて読む
ポパーの反証可能性
ポパーの反証可能性って、二通りに表現されます。 ... "ポパーの反証可能性" を続けて読む
考える意識と、研究する意識の違い
人間の思考が、個人の脳の内部に止まらない、ということを何回かにわたって書いてきましたが、個人の脳の内部に止まる思考だって、しばしば行なわれています。もちろん、その思考を可能とした知識、言語能力の獲得は、他者との関わり合いの元でなされたはずですけど、思考そのものは、個人の大脳の内部で行われ、その結果や途中経過が外部に現れない場合も多いでしょう。人知れず、一人で悩むとか、推理小説を読みながら、犯人は誰かなんて考える場合がそうですよね。その場合、思考する機能は、個人の脳の中に止まる、ということができます。 ... "考える意識と、研究する意識の違い" を続けて読む
自我(コギト)の社会性
「アヴェロンの野生児」とか、「狼に育てられた子ども」って、教育の重要性を訴える文書に良く出て来るんですが、実はこの話、それほど確かではないという説もあります。(教育学者のいい加減さの証明だとする説も……)これらの話は、幼児期において人間社会とのふれあいなく成長すると、その後の知性の獲得が困難になる、という実例(?)で、だから教育は大切である、幼児とのふれあいは大切であるという話に展開するんですけどね。 ... "自我(コギト)の社会性" を続けて読む
ヴィトゲンシュタインは火かき棒を振り上げた。ポパーは素早く身をかわした
ドラクエ流に言えば、こんな風になるんでしょうかね。 ... "ヴィトゲンシュタインは火かき棒を振り上げた。ポパーは素早く身をかわした" を続けて読む
文化と常識の微妙な違い
文化は常識のことである、って定義を何度も何度もこの日記には書きましたけど、文化と常識って、微妙な点で違いもあるんですね。 ... "文化と常識の微妙な違い" を続けて読む
文化のありかは、頭の内? それとも外?
文化はどこにあるのでしょうか。
建築や芸術、本や風習など、我々の外部のモノにも文化は存在します。一方、文化とは常識のことであるといえば、その常識は、個人個人の頭の中にあるはずです。 ... "文化のありかは、頭の内? それとも外?" を続けて読む
文化ってなに?
文化は常識のことである、なんて定義を昨日の日記に書きました。
「文化」という言葉には、「良いもの」、「進んだもの」といったニュアンスがあり、その意味合いを文化の定義に含める場合もあります。「文化人」、「文化住宅」、「文化塵取り」など、なんとなくしみったれた雰囲気もないではないんですが、ここでいう「文化」は、これまでのものに比べて優れているという意味を含んでいるのでしょう。 ... "文化ってなに?" を続けて読む
常識(コモンセンス)はコモンなセンス
文化とは常識のことである、なんて定義を以前紹介しましたけど、常識って何でしょうか。 ... "常識(コモンセンス)はコモンなセンス" を続けて読む
社会の意識を考える
今日からは、社会の意識ということについて、少し考えを深めてみましょう。 ... "社会の意識を考える" を続けて読む
意識を持つ社会、再考
昨日紹介した西研氏の本、最終的に目指しているのは、フッサールの現象学を社会に応用する、ってことです。だけど、肝心のその部分が、"To be continued" になっちゃっているんですねえ。 ... "意識を持つ社会、再考" を続けて読む
西研氏の『哲学的思考』を読む
神田で少し時間が空いたので、神保町の三省堂に寄ってきました。で、西研(にし・けん)著「哲学的思考 --- フッサール現象学の核心」という本を買ってきました。帰りの電車の中で読んだ部分、つまり前半は、この日記の趣旨とかなり似通っていますね。後半は、フッサールの考え方の解説です。西さんは、フッサールの崇拝者とお見受けしました。
ちょっと「客観」という言葉を不用意に使っているキライがあるけど、フッサールもそうなんですね。まあ、一読しただけで、あーだこーだ言うのは危険なのですが、今日の観点から、現象学を再構築するというアプローチも必要なのではないかなあ、等と不遜にも考えながらページを捲っていたのでした。
こちらで読み直しています。
子、怪力乱神を語らず
子、怪力乱神を語らずって、論語の一節ですが、この言葉、中国の思想家を現実に引き戻す働きをしたといわれています。 ... "子、怪力乱神を語らず" を続けて読む
フッサールの自然科学批判をめぐって
哲学史入門の掲示板にちょっと書き込みしました。その趣旨は、この日記のテーマとも重なりますので、こちらにもコピーしておきましょう。 ... "フッサールの自然科学批判をめぐって" を続けて読む
探偵、それとも科学者?
「合理的思考を実証的証拠にあてはめるという過程を通じて、この世の<真理>の発見につとめる」って、まるで探偵の仕事ですよね。だけど、これは、科学者に対する世間の一般的な期待を述べた文章です。 ... "探偵、それとも科学者?" を続けて読む
客観的諸学としての物理学
フッサールの出発点は、物理学が万物の本質を明らかにする学問として成功を収めているのに対し、哲学は、主観と客観の一致が困難と考えられたことから、行き詰まりを迎えていた、という所でしょう.それで、もともと哲学が追求していた「本質」の代わりに、当時は一段低級と考えられていた「現象」を研究しましょうね、というわけです。 ... "客観的諸学としての物理学" を続けて読む
哲学、自然哲学、自然科学、現象学、、、自然現象学?
この日記で私が展開しようとしている議論の立脚点は、漫画は科学的にはインクのシミとしか言いようがないけど、そこに人々は物語を見出すし、その物語こそに漫画の価値があるってとこなんですね。 ... "哲学、自然哲学、自然科学、現象学、、、自然現象学?" を続けて読む
そろそろ本題に戻らなくては
この日記を書き始めてから、いろいろな脇道に入ってしまいました。今日は、その反省と弁明。 ... "そろそろ本題に戻らなくては" を続けて読む
人工知性体が活躍するSF(570枚)をアップロードしました
ご興味のある方は、こちらからお読みください。
ここに描かれた意識を持つ機械は、この日記で議論しているのよりもずいぶんと大規模です。この理由は、この小説が書かれた時期が、少し古いためです。
いろいろな最適化を行なって、ぎりぎりの小型化を図ると、意識を持つ機械は、FPLD チップ64個、これにメモリーやハードディスクが加わりますが、多分、現在のデスクトップPCと、それほど変らないサイズに収まるのではないでしょうか。
ヨーロッパ諸学の危機云々
「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」というフッサールの本を読んでいます。
この本のさわりを、多少はしょって紹介しますね。 ... "ヨーロッパ諸学の危機云々" を続けて読む
神道とキリスト教
窓を開けると、鶴岡八幡宮の群集を整理する、警察官のアナウンスが聞こえてきます。 ... "神道とキリスト教" を続けて読む
意識を持った機械の詳細
「意識を持った機械の詳細」と題する文書をアップロードしました。
なお、本文書はまだ完成したものではありません。
意識を持った機械のまとめ
少し暇になりましたので、これまでに書いた「意識を持った機械」に関する記述のまとめを行なっています。きちんと計算すると、昨日の記事は、少し過小評価だったようで、意識を持った機械を作るためには、最新のチップを使っても五千万~1億ほど掛りそうです。
文書がまとまったら、ホームページから見えるようにしますが、上記訂正につき、急ぎここに記します。
意識を持った機械の続き
ニューラルネットと AI
技術論ばかり先行して、本題がなかなか先に進まないのが難点ですが、、、
バックプロパゲーションによるニューラルネットワークの学習は、教師、つまり、好ましい反応を与える必要があります。人間の脳で行われていることは、教師なしの学習ですから、これを使うことは困難です。それに対して、ヘッブ則、つまり、ニューロンの興奮に寄与した接続(シナプス)を強化する、というやり方は、教師が不要で、人間に近いニューラルネットへの応用も可能です。 ... "ニューラルネットと AI" を続けて読む
ニューラルネットと AI
コミュニティとパーソナリティ
コミュニティという言葉をあちこちで見かけます。(日記のメニューにもありますね。)
今日、都市化した社会ではコミュニティの崩壊が進んでいるともいわれ、自治体などでは、「コミュニティの再生」なんてのが議論されたりしています。
コミュニティって、一体なんでしょうか。どうしてコミュニティは求められるのでしょうか。 ... "コミュニティとパーソナリティ" を続けて読む
意識を持った機械の続き
n次元接続したCPUボードは、他のボードに中継を依頼することで、どのボードとも通信できます。しかし、中継段数が増えると、一つの通信が多数のケーブルを経由することになり、トータルの通信量が増えてしまいます。で、密に結合したニューロンは、同じケーブルに繋がったCPUボードに配置すれば良いなんて書きましたが、最初から、それを条件にしてしまえば、もっと効率的ですね。 ... "意識を持った機械の続き" を続けて読む
神様の居場所、の続き
後楽園でポストモダンに会おう!
意識を持つ機械の5万本の薔薇 …じゃなくてケーブル
意識を持つ機械のケーブルってのは、相当大変だねえ、と不安になってきました。しかし、なにも全てのCPUをケーブルで繋ぐ必要もないねえ、ってことで、意識を持つ機械の実装方法について、ちょっと考えてみました。 ... "意識を持つ機械の5万本の薔薇 …じゃなくてケーブル" を続けて読む
神様の居場所
インターネットと普遍性
ミッシェル・マフェゾリは、今、世界中の人々が小集団への帰属を深めていると説きます。この本では、フランスの「ミニテル」を取り上げ、ネットでの情報交換に没頭するのも、小集団化の一つの例としています。 ... "インターネットと普遍性" を続けて読む
普遍性? と哲学者は問い返す
「普遍性」という言葉は、どうやら、そうそう気楽に使っちゃいけない言葉のようで、哲学論争のタネになったりします。ただ、異文化コミュニケーションに必要な条件として、これほど適切な言葉もないため、ここでは、誤解覚悟で使うことにします。厳密な議論をしたい方は、こういうページ(リンク切れです。どういうページだったのでしょうね)などを参照してください。ちょっと違う趣旨の記述も多いですけど、それはそれで、面白い。 ... "普遍性? と哲学者は問い返す" を続けて読む
意識を持った機械の続き
十万枚のボードを5次元接続する場合の詳細です。頭の体操、というわけで。 ... "意識を持った機械の続き" を続けて読む
意識を持った機械の続き
意識をもった機械は作れるか
なぜ人を殺してはいけないのか
社会とは
社会ってのを広辞苑でひくと、『人間が集まって共同生活を営む際に、人々の関係の総体が一つの輪郭をもって現れる場合の、その集団』なんて書いてありますが、『共同生活』とまで言われると違和感を感じます。『関係の総体』なんてのも、なんか凄いしね。 ... "社会とは" を続けて読む
意識は言葉(=コミュニケーション)
全てのものは、私が意識しているから存在するに過ぎない、という考え方があります。(唯心論、ですね) ... "意識は言葉(=コミュニケーション)" を続けて読む
漫画はインクのシミでしょうか?
理系人間の私は、自然科学の教える知識こそ真実の知識だと考えていました。昔は 100% 完全にそう思っていたし、今でもそれは一面の真実だと思ってます。 ... "漫画はインクのシミでしょうか?" を続けて読む