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ポストモダンがあきらめていた異文化コミュニケーションですが、その鍵が普遍的コミュニケーションにあるということは、異文化コミュニケーションの世界の常識、といえるでしょう。そういえば、マクロスFのテーマの一つは「伝えたいものがあるの」ですね。 ... "マクロス・フロンティアの異文化コミュニケーション" を続けて読む

最近、トイレの紙を出しすぎてしまう、という経験を何度かしました。トイレットペーパーを使おうと、紙をちょっと引っ張りますと、思った以上に紙が出てきてしまうのですね。 ... "トイレ紙の陰謀 !? 製紙会社のCSRはいずこに?" を続けて読む

昨日のブログで、香山リカ氏の「なぜ日本人は劣化したか」を取り上げ、その中でわが国の抱えております大問題として、700兆円にのぼる公債残高があることについて簡単に触れました。

この問題は、短い文章では語りつくせるものでもありませんので、本日、稿を改めて再度議論することといたしましょう。 ... "日本はどちらに向かうのか。社会と経済は、、、" を続けて読む

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本日読みます2冊目は、がらりと趣向を変えまして、ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」です。 ... "ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」を読む" を続けて読む

マックス・ヴェーバーという人は社会学の大家でして、その主著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」につきましては以前のこのブログでもご紹介いたしました。

今回ご紹介いたします山之内靖著「マックス・ヴェーバー入門」は、ヴェーバーの思想に従来とは多少異なる観点から解説を加えたものですが、微妙な話題を扱っているわりには、非常に読みやすい書物となっております。 ... "山之内靖著「マックスヴェーバー入門」を読む" を続けて読む

本日は平日ですが、連休中に読みました本の一つを簡単にご紹介しておきましょう。

ご紹介いたしますのは、ダイエット本で名を馳せました岡田斗司夫著「オタクはすでに死んでいる」です。 ... "岡田斗司夫著「オタクはすでに死んでいる」を読む" を続けて読む

連休は、何もせず過ごそうなどと考えておりましたが、何もしないといろいろと考えてしまうもの。まあ、せっかく考えたからには、ちょっとここにも書いておこうと、キーボードに向かうこととなりました。 ... "シュレディンガ-の猫は普遍妥当性をもって語れるか" を続けて読む

本日はアニメとラノベの日とすることをかねてより計画しておりましたが、ほぼ予定通りの一日となりました。

まず、アニメの方は、10日ほど前に公開されました「名探偵コナン・戦慄の楽譜(フルスコア)」です。 ... "「名探偵コナン・戦慄のフルスコア」を観る" を続けて読む

先週のこのブログでは、谷川流著「学校を出よう!」の第1巻を読んだのですが、結局6巻まですべて読みましたので、その感想などを書いておきましょう。 ... "谷川流「学校を出よう!」を全部読む【ネタバレ注意】" を続けて読む

先週のこのブログで、米澤穂信の「遠まわりする雛」を読む、というお話をいたしました。

で、先週は、「面白かったらご紹介」などと書いたのですが、結局、その他の2冊も読む羽目になりましたので、面白くなかった、といえば嘘になります。特にお奨めは、表題にもなっております最後の作品ですね。

と、いうわけで、この方の著作をほとんど読んでしまいましたので、以下、私の好みでつけましたランキングと短評を述べることといたしましょう。 ... "米澤穂信を全部読む" を続けて読む

昨日、楽天ブログの文字制限(半角10,000字)に引っ掛かり、お話が途中になってしまいました。本日は、続きの部分を書き上げるといたします。ストーリーはα側。例によりまして、CMの挟まったドラマ風に、前回の終わりの部分から始めましょう。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:追記続編" を続けて読む

長々と続けてまいりました「涼宮ハルヒの驚愕」ですが、昨日のブログで、一旦読み終わったつもりだったのですが、一番美味しい話を語り損ねていることに気づきました。キョンを祭り上げよう、というお話ですね。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:追記" を続けて読む

昨日の記事に追加しようといたしましたら、あっさり文字数オーバーとなってしまいました。本日の書き込みは、さほどの量はありません。後日の追加は、こちらの記事にするといたしましょう。 ... "続々「涼宮ハルヒの驚愕」を読む" を続けて読む

昨日のブログは、この物語のすべてを明らかにせん、という意欲的な試みではあったのですが、書いてる途中で心配しておりましたように、楽天ブログの文字制限に引っかかってしまいました。で、肝心の話が抜けてしまいました。ハルヒはなにに驚愕したか、という点ですね。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:補遺" を続けて読む

このところのこのブログでは、量子力学へのチャレンジを続けているのですが、本日は、ちょっと古典力学に戻りまして、ラグランジアンとハミルトニアンについて考えてみることにいたしましょう。 ... "ラグランジアンとハミルトニアン" を続けて読む

「ファインマン物理学」は、物理学の教科書としては最も優れた本ではなかろうか、と私は常々考えているのですが、その中でも「ファインマン物理学V 量子力学」は、ファインマンの独壇場とも言うべき領域を扱っており、ページ数も多く、力の入った内容となっております。 ... "「ファインマン物理学V 量子力学」を読む" を続けて読む

先週まで、時間は虚数的に振舞う、という前提を置くと、相対性理論はどのようになるか、ということを議論してまいりました。まあ、我田引水的に言いますれば、時間は虚数的に振舞うという考え方は、なかなか筋が良さそうである、ということなのですね。 ... "虚数時間の物理学、さて、量子力学は?" を続けて読む

昨日のブログへの追加です。

ベクトルは自然界の実在であるのに対し、座標は人が勝手に定めた座標系でベクトルを計量したものであって、座標系やこれで表された座標値は、人の精神内部にある概念である、ということを前回述べました。 ... "曲がった空間の叙述法(追記)" を続けて読む

先日のこのブログでは、カント入門を読んでおりまして、カントが設定いたしました4つのアンチノミー(二律背反、パラドックスに近い意味)に、私はけちをつけております。 ... "カント入門、補足(「単純なもの」をめぐって)" を続けて読む

数日前のこのブログでちょこっと触れました「ぜんぶ手塚治虫!」、朝日文庫の1冊ですが、700頁以上もある分厚い本でして、さて読み終わるのにどれほどの時間がかかるものか、などと思っていたのですが、昨日読了いたしました。そこで、本日はこの内容につき、簡単にご紹介いたします。 ... "「ぜんぶ手塚治虫!」を読む" を続けて読む

先週のこのブログで、カントの「純粋理性批判(上)(中)(下)」を1/6ほど、「プロレゴーメナ」を40%ほど読んだ段階で、カントの哲学につき論じました。その後もカントへの挑戦は続けていたのですが、この難渋にして長大な書物はとても読みきれない、との判断から、ちくま新書に多々あります「xx入門」の中の「カント入門」を読むことといたしました。 ... "石川文康著「カント入門」を読む" を続けて読む

1. ヤーキス・ドットソン則

事故に際して、人は時に考えられないような行為に及びます。たとえば、アクアラングをつけて潜水した際、問題が発生したらまず錘を捨てよ、との常識があるのですが、いざ空気が出なくなりますと慌ててしまって錘を捨てることを忘れてしまう、その結果おぼれてしまった、などという事例がみられるのですね。 ... "ヤーキス・ドットソンの法則と組織の効率化" を続けて読む

昨日に引き続き「試論:間主観性上の科学哲学」の検討とまいりましょう。昨日は、お酒を飲みながら興味に惹かれて書いていたのですが、本日は現在のところは素面です。ま、書いているあいだに、多少たしなむことはある、かも知れませんが、、、 ... "試論:間主観性上の科学哲学(その2)" を続けて読む

量子力学の観測問題につきまして、このところ、科学哲学という立場から少々掘り下げを行っているのですが、本日はその一環として、瀬戸明著「存在と知覚―バークリ復権と量子力学の実在論」を読むことにいたしましょう。 ... "瀬戸明「存在と知覚」を読む" を続けて読む

量子力学の観測問題に関しましては、このブログでも何度か議論してまいりました。現在多くの研究者が採用しているコペンハーゲン解釈の提唱者の一人でありますニールス・ボーアの主張は、岩波文庫の「ニールス・ボーア論文集(1)(2)」として出版されており、容易に読むことができます。そこで、本日は同書を読み、ボーアのコペンハーゲン解釈につきまして、少々考えてみることといたしましょう。 ... "「ニールス・ボーア論文集」を読む" を続けて読む

このところ、量子力学の観測問題に絡んで科学哲学関係の書物を読む日が続いておりますが、本日はずばり観測問題を扱いました、デヴィッド・リンドリー著「量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ」を読むことにいたします。 ... "リンドリー「量子力学の奇妙なところが…」を読む" を続けて読む

本日は、このところ入れ込んでおります科学哲学をお休みして、少し前まで集中的に読んでおりました脳科学関連の一冊、ナンシー・C・アンドリアセン著「天才の脳科学」を読むことといたしましょう。 ... "ナンシー・アンドリアセン著「天才の脳科学」を読む" を続けて読む

サイエンス社が出しております雑誌「数理科学」の1980年2月号は「多値論理」を特集しております。多値論理に関する良い解説書が少ない中、この特集号は貴重な一冊と言えそうです。 ... "数理科学/特集「多値論理」を読む" を続けて読む

本日は人身事故ということで、あちこちで電車が遅れておりました。相場が急変した日に、このようなことが起こりやすい、という印象を私は受けておりまして、相場で失敗した人の存在が、この電車の遅延の原因であるのかもしれない、などと、ついつい考えてしまうのですね。 ... "相場の急変と人身事故" を続けて読む


8月も終わりに近づきまして、プールサイドのデッキチェアで本を読める日々も、残り少なくなってまいりました。そんななか、休日となりました本日も好天、当然のことながら、朝一番でデッキチェアを占有、優雅な読書の時間を過ごしてまいりました。
... "続、多値論理" を続けて読む

「知り得ないことは語り得ない」、という原理を物理学の基本原理にすべきである、という主張を、本ブログでは行ってまいりましたが、それでは、科学哲学の世界はどうなるだろうか、という疑問が生じるのは至極当然のことです。 ... "status: unknown 多値論理の世界" を続けて読む

9日間の長い夏休み、あまりの暑さに庭仕事もできず、書物を読み漁る1週間でした。まあ、あの暑さの中、神保町やら図書館やらへと、歩き回ってはいたのですが、その結果、少々消化不良を起こしそうなくらいに本を読みました。 ... "物理現象への科学者の関与" を続けて読む

このところ科学哲学づいているこのブログですが、本日もその分野の一冊、ジョン・プライス・ロゼー著「科学哲学の歴史―科学的認識とは何か」を読むことといたしましょう。 ... "ジョン・プライス・ロゼー「科学哲学の歴史」を読む" を続けて読む

量子力学における観測問題を議論するさいに、落としてはいけない文献、アーサー・ファインの「シェイキーゲーム―アインシュタインと量子の世界」を本日は読むといたしましょう。 ... "アーサー・ファイン著「シェイキーゲーム」を読む" を続けて読む

知り得ないことは語り得ない」という原理を物理学の基本原理とすべく、このところいろいろと調べまくっておりますが、本日は、廣松渉氏の「科学の危機と認識論」を読むことといたしましょう。 ... "廣松渉の「科学の危機と認識論」を読む" を続けて読む

客観、などという言葉を前のブログに書きましたけど、ちょっと気になりまして、「客」という漢字の意味を調べてみました。デヴィドソンの言っております「客観」とは、私が常々考えております、西洋的な意味での「客観」、すなわち「オブジェクト」ではなかろうか、という印象を受けたわけです。 ... "客観、追記" を続けて読む

少し前のこのブログで、竹田青嗣さんの「現象学入門」を読んだのですが、その中で、竹田氏が極端すぎるといたしますニーチェの「客観などない」とする主張を、私は妥当なものだと考える旨を記述いたしました。 ... "竹田青嗣著「ニーチェ入門」を読む" を続けて読む

シュレディンガーの「精神と物質」を読み返しております。この本、以前ご紹介したときは、あっさりと切り捨ててしまったのですが、その内容はなかなかに深みのあるものを含んでおります。 ... "シュレディンガー「精神と物質」再読" を続けて読む

以前のこのブログで似たような題名の本を読んだのですが、今回読みます「西洋哲学史(下巻)改版」は1848年に書かれた、いわば古典です。 ... "夢見るモナド。シュヴェーグラー「西洋哲学史」を読む" を続けて読む

このところ、日曜日にいろいろな用事が入りまして、本をじっくり読むということができません。このため、毎週日曜日に書いておりますこのブログの社会と哲学をテーマとした議論も、少々突っ込み不足の印象を受けてしまいます。 ... "メタ・フィジックス―自然科学はなぜ可能か" を続けて読む

本日プールサイドでこの本を読んでおりましたら、揺れました。まあ、たいしたことはなかろうと、そのあとも本を読み続けていたのですが、先ほど確認したところ、かなり大きな地震と。 ... "池内了著「物理学と神」を読む+柏崎刈羽地震" を続けて読む

台風が通過中の3連休、晴耕雨読の休日は、いやもおうもなく雨読とするしかありません。と、いうわけで本日読みました一冊は、魚住昭著「官僚とメディア」です。 ... "魚住昭著「官僚とメディア」を読む" を続けて読む

以前、ソクラテスについてご紹介いたしましたが、本日はギリシャの3大哲学者のもう一人、アリストテレスを取り上げることといたしましょう。本日ご紹介いたします書物は、アリストテレス著「形而上学(上)(下)」の大著。まあ、本日のところは、拾い読みからのご紹介、ということになります。 ... "アリストテレス「形而上学」を読む" を続けて読む

本日ご紹介いたしますのは、戸田山和久著「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法を探る」です。NHKブックスの一冊のこの本、お値段税別1,120円と、文庫並にお求め易い一冊です。 ... "戸田山和久著「科学哲学の冒険」を読む" を続けて読む

このブログでは、さまざまな哲学書を読んでまいりましたが、本日ご紹介します竹田青嗣さんの「現象学は〈思考の原理〉である」は、これらをまとめて解説してくれる、なんとも便利な書物、との印象を受けます。本日は、本ブログの過去に扱いました種々の話題とリンクしながら、同書を読み進むことといたしましょう。 ... "竹田青嗣著「現象学は<思考の原理>である」を読む" を続けて読む

本日は「個人主義とは何か」をご紹介いたしましょう。この本が文庫化されましたのは2007年5月30日と、ごく最近(というより3日後の未来)なのですが、初出は1969年1月。「ヨーロッパの個人主義」と題しまして講談社現代新書の一冊として世に出ましたのは、なんと40年近く前のことです。 ... "西尾幹二著「個人主義とは何か」を読む" を続けて読む

本日ご紹介いたします一冊は、内田樹・平川克美著「東京ファイティングキッズ」。この本、表題だけをみますと少々軽めなのですが、内容は重たいものを含んでおります。 ... "内田樹・平川克美著「東京ファイティングキッズ」を読む" を続けて読む

あまりベストセラー的な本は読まないこのブログなのですが、本日は少々筋を曲げて、城繁幸著「若者はなぜ3年で辞めるのか?―年功序列が奪う日本の未来」を読むことといたしましょう。 ... "「若者はなぜ3年で辞めるのか?」を読む" を続けて読む

本日読みます本は、エドワード・W・サイード著「オリエンタリズム(上)(下)」。今日の世界の文化、なかんずく東西文化の対立を語る上で、外してはならない一冊です。 ... "サイード著「オリエンタリズム」を読む" を続けて読む

昨日のブログで、一般相対性理論についてちょっと触れたことから、そういえばアレはどうなっているのだろう、と気になりまして、大昔の本を引きずり出してまいりました。 ... "ボルン著「アインシュタインの相対性理論」を読む" を続けて読む

バカの壁」でおなじみの養老氏の書きました「まともな人」なんて本を本屋で見かけて、思わず買ってしまいました。そのとき考えましたことは、この本には、馬鹿の対極に位置する人のことが書いてあるのではなかろうか、などと考えたのですね。 ... "養老孟司著「まともな人」を読む" を続けて読む

本日読みました一冊は、マンガの国ニッポン。東ドイツ出身の社会学者、ジャクリーヌ・ベルント氏の書きました日本におけるまんがを分析した本です。(2017.2.17追記:引用部を除き「マンガ」を「まんが」に改めました。) ... "旧東独社会学者著「マンガの国ニッポン」を読む" を続けて読む

本日読みました本、その2は、斎藤慶典著「哲学がはじまるとき―思考は何/どこに向かうのか」です。

同書によりますとと、「えっ! どうして?」という当惑から哲学が始まる、ということなのですが、29頁目で哲学が始まってしまいました。この部分を引用いたしましょう。 ... "地球の自転が重力の原因!トンデモ本を読む" を続けて読む

ガモフらがビッグバン仮説を発表したエイプリルフールから60回目を数えます本年のエイプリルフール、この記念すべき日にふさわしく、「涼宮ハルヒの分裂」が発売日を迎えました。 ... "どうしたことでしょう。「涼宮ハルヒの分裂」を読む" を続けて読む

このブログ、しばらくお休みしていたのですが、その理由は旅行。

昨年末に、長年ホールドしておりましたトヨタを半分処分してかなりの利益を上げたことと、一時ホールドしておりました日本航空の株主優待を使ってしまえ、などの理由がありまして、少々豪勢な旅行を計画した、というわけです。 ... "温泉宿で読む本は、、、" を続けて読む

最初にお断り。個人的な事情により、明日より日曜日までの間、私の生活時間が不規則となり、ネットへの接続も困難となるケースが予想されます。本ブログの書き込みも、不安定となることが予想されますことをご了承ください。ま、ぶっちゃけた話、旅行に行く、ということなのですが、、、
... "魚津邦夫著「プラグマティズムの思想」を読む" を続けて読む

先日の日経朝刊に、角川プロダクション設立のニュースが出ておりました。これ、版権商売のプロダクションなのですが、新聞記事をみておりますと、「時をかける少女」は良いとしても、「涼宮ハルヒのゲーム化」などと書かれましても、一般の日経読者にはさっぱり意味不明ではないか、などと不思議な感じがしたものです。 ... "SOS団、その後の展開" を続けて読む

企業倫理をめぐる議論が姦しい昨今、本ブログでも企業のあるべき姿には関心を払っております。そこで、本日は、「資本主義に徳はあるか」をご紹介いたしましょう。 ... "スポンヴィルの「資本主義に徳はあるか」を読む" を続けて読む

9.11以来、米国とその同盟国(含日本)はテロとの戦いに明け暮れているのですが、スターウォーズなどのハリウッド映画を見慣れた目には、テロリスト達の姿が主人公(つまりは正義の味方)に重なってみえる一方、これに対するネオコン率いる多国籍軍が、悪者一味にみえて困るのですね。

ブルマとマルガリートの「反西洋思想」を読みますと、このような皮肉な状況に至りました事情というものが、なんとなくみえてまいります。そこで、本日はこれについて述べてみましょう。 ... "「反西洋思想」を読む" を続けて読む

このブログで何度か、社会はそれ自体が一つの精神的機能を持つ、という主張をいたしました。詳細につきましては、(1),(2), (3), (4)などに詳しく書いたのですが、簡単にいいますと、ヒトはそれぞれが精神的活動をすると同時に、さまざまなコミュニケーション手段により他者と概念を交換しており、その結果、人間の集団である社会も、ある種の精神的活動をしている、という主張です。そして、「客観」の正統な定義と私が考えております「間主観性」、すなわち他者と共有された主観といいますのは、実は、社会の主観である、という立場を取っております。 ... "ヒトの群知能は社会の精神的機能である論" を続けて読む

まるで長戸有希が読みそうな分厚い本、レイ・カーツワイル著「ポスト・ヒューマン誕生」を思わず買ってしまいました。内容も、彼女が言い出しそうなことが書かれております。 ... "あまりにも楽観的。「ポスト・ヒューマン誕生」を読む" を続けて読む

昨日某アニメDVDを求めて秋葉原に行ってきました。お目当ては、先月出たばかりの「涼宮ハルヒの憂鬱DVD Vol.7」なのですが、他をあたってもどこにもないのですね。上にはアフェリエイトのリンクを貼っておきましたが、軒並み売切れですね。でもさすがは秋葉原、しっかりありました。 ... "秋葉変貌" を続けて読む

アニメDVD「涼宮ハルヒの憂鬱」もまもなく7巻が発売となり、アニメの楽しみもそろそろ終り、となりそうな雰囲気。そんなある日、ふと本屋の一角にハルヒの小説版が平積みになっているのを見かけました。 ... "「涼宮ハルヒの憂鬱」を読む" を続けて読む

柴田正良著「ロボットの心-7つの哲学物語」は、この手の書物にしては珍しい、「人間並みの精神は人工的に造り得る」と主張するもので、このブログでの私の主張とほぼ軌を一にしております。 ... "「ロボットの心-7つの哲学物語」を読む" を続けて読む

お正月のこのブログで「現代人のための哲学」をご紹介いたしました。この本、幅広い哲学思想を、その核心を突いて紹介している好著なのですが、著者の主張が今ひとつ曖昧なことと、物理学との接点が欠けているところに、少々のもどかしさを感じた次第です。 ... "フィジックス(物理学)とメタフィジックス" を続けて読む

昨年一番売れた本は、「国家の品格」だそうですが、もう一つのベストセラー、梅田望夫著「ウェブ進化論 ― 本当の大変化はこれから始まる」は、本ブログのテーマに則しており、流行モノ嫌いの私でも、これは無視するわけにはいかないか、と年末年始の暇にあかせて読むことにいたしました。 ... "「ウェブ進化論」を読む" を続けて読む

このブログ、相場のほかに、本も読んでいるのですが、最近のテーマが「哲学」。なぜこんなことになってしまったかといいますと、書棚の飾りにと購入いたしましたデカルトの「方法序説/省察」に、なぜかはまってしまったのが1年と1月前... "「現代人のための哲学」を読む" を続けて読む

正月といいますのは、会社勤めの身である私にも、暇な時間がたっぷり取れる得難い機会でして、これを利用して何冊か本を読んでやろう、と書店を物色しておりました。で、何冊か買い込んだうちの一冊が「ペンローズの<量子脳>理論―心と意識の科学的基礎を求めて」です。 ... "「ペンローズの<量子脳>理論」を読む" を続けて読む

最初にお断りですが、気の早いサンタさんが涼宮ハルヒの憂鬱 6 限定版を届けてくださいましたので、本日は多分夜更かし。よって明朝の「相場を読む」はお休みする可能性が高いと思います。

というわけで、本日ご紹介いたします書物は、橋元淳一郎著「時間はどこで生まれるのか」です。集英社新書のこの一冊、お値段も手ごろだし、内容も平易の、お奨めの一冊ではあります。 ... "「時間はどこで生まれるのか」を読む" を続けて読む

先週のこのブログで、バカと名の付く本をコレクションしている、などと書きましたが、早速本屋で見つけてしまいました。その名も「バカとは何か」。和田秀樹著、幻冬社新書の一冊はお値段税別720円のお買い得です。 ... "「バカとは何か」を読み始めました" を続けて読む

科学(フィジックス)の基盤であり、かつその限界を定めるメタ・フィジックス(形而上学)を論じるに、どうやらポパーの3つの世界論を無視できませんね、というのが前回のこのブログでの結論なのですが、実のところ、私はポパーをほとんど読んでいない。解説本のほかは、「開かれた社会とその敵(第1部)」位なのですね。これでは少々まずい、ということでポパーの本をいくつか読んでやろうと、本屋を探したのですが、ポパーの書物はほとんど置いてありません。 ... "ポパー乱読" を続けて読む

以前のこのブログで、西田哲学に関して考察を加えた折、フッサールが行った客観の再定義に近いことをカントが行っている、ということを論じました。

客観の再定義は、このブログで行っております哲学的考察の、一つの中心的テーマですので、このあたりで、カントの哲学につきましても考察を加える必要があると思います。 ... "カントの「プロレゴーメナ(序説)」を読む" を続けて読む

先週末、雨の神保町でたっぷりと買い込みました本のご紹介を続けましょう。本日ご紹介いたしますのは、「哲学者は何を考えているのか」です。

この本の表題を見まして、まさかギャグではあるまいか、などと考えながらニヤニヤしておりました。つまり、「哲学者は何を考えているのか」なる本を開けますと、そこに書かれているのはただ一言、「わからない」ではなかろうね、というわけなのですね。 ... "「哲学者は何を考えているのか」を読む" を続けて読む

今日の株式市場は悲嘆渦巻く様相を呈していたのですが、私には無縁の世界。先日の日曜日、晴耕雨読を気取りまして訪れましたのが雨の神保町。マラソンの警備に忙しく動き回る警察官の姿を尻目に、何冊かの本を仕込んでいたのですね。

で、まずは軽そうな読み物から片付けております。と、いうわけでご紹介いたします一冊は、「デカルトの暗号手稿」。 ... "良質なデカルト伝、「デカルトの暗号手稿」を読む" を続けて読む

先ほどのこのブログで、西田哲学の解析を試みる必要がある、などと書いてしまいましたので、早速、梅原猛氏が「神殺しの日本」の中で引用しておりました、西田幾太郎著「思索と体験」を読んでみることにいたしました。 ... "西田幾太郎「思索と体験」を読む(梅原猛氏は変!)" を続けて読む

最近のこのブログはややこしくなりすぎましたので、先日のブログに書きました「シュレディンガーのネコ」の実験をテレビのバラエティー番組風に構成した場合、どのようなことが起こるか、ということを考えてみることにいたします。 ... "バラエティー風「シュレディンガーのネコ」梗概" を続けて読む

観測問題に関する最近の状況をチェックしようと、今年の4月に出ました別冊・数理科学「量子の新世紀―量子論のパラダイムとミステリーの交錯」(サイエンス社)を読んでみました。 ... "エンタングルメント! 「量子の新世紀」を読む" を続けて読む

以前のこのブログで「ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む」を読んだのですが、今回はその大元の、ヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読みましたので、その感想などをご紹介いたしましょう。 ... "ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む" を続けて読む

このブログでは、精神と物質、主観と客観などに関する考察を行っております。で、ちょっと古い本ですが、「バカの壁」でおなじみの養老孟子氏の著作、「唯脳論」を読みました。本日はその感想などをご紹介いたしましょう。 ... "養老孟子「唯脳論」を読む" を続けて読む

北朝鮮の核実験に関しては、脱北研究者の証言が出ております。やはり失敗の公算が高いですね。まあしかし、非効率な核爆弾でも、核爆弾には違いありませんから注意が必要。通常の爆弾よりは破壊力がありますし、放射性物質も撒き散らします。 ... "失敗に終わった北朝鮮の核実験" を続けて読む

北朝鮮の核実験なるものに疑問の声も出ているようです。確かに、TNT火薬100トン分程度の爆発力では、核爆発にしては少々小規模に過ぎると、私も感じておりました。

で、これに対します私の見解は、実験失敗というもの。以下、この見解につき、少々解説を加えておきましょう。 ... "北朝鮮核兵器の謎" を続けて読む

三連休ともなりますと読書がはかどります。と、いうわけでご紹介いたします書物は、ポアンカレの「科学の価値」(英訳はこちら, p.135の6節の先頭を引用しています。) ... "ポアンカレ「科学の価値」にみる客観" を続けて読む

物理学者の自然認識を垣間見るひとつの手立てとして、ファインマンの「物理法則はいかにして発見されたか」を読み返してみました。少々古い本ですが、物理学の素人にも判り易く書かれているのはありがたい話です。 ... "「物理法則はいかにして発見されたか」を読む" を続けて読む

フッサールのデカルト的省察

先週のこのブログで「西洋哲学史(古代から中世へ)」をご紹介いたしました。

その中で、フッサールがアウグスティヌスの「真理は人間の内部に宿っている」との言葉を引用していることを、同書が批判的に述べていることに関して、私には腑に落ちない、ということを書きました。

これは少々気になりますので、フッサールのデカルト的省察を読み直してみました。(以下の引用は、世界の名著版から行っておりますが、今では岩波文庫版がお買い得です。) ... "「真理は人の心のうちに宿っている」をめぐって" を続けて読む

さまざまな最新科学技術に首を突っ込んでおります立花隆氏がノーベル賞科学者の利根川進氏にインタビューしてできた本「精神と物質」は、ちょっと古いのですが、なかなか面白い内容を含んでいます。文春文庫の定価691円は、お買い得、といえるのではないでしょうか。 ... "利根川進×立花隆の「精神と物質」を読む" を続けて読む

先日のこのブログで、夢の話をいたしました。再録いたしますと、、、

乗っていた飛行機が墜落してしまった私は、小さなゴムボートで海上を漂っています。近くに島影が見えることから、もしや、と携帯をみると電波が立っている。らっきー、とばかり、さっそくJALの売り注文を入れたのですね。 ... "夢の話、その後" を続けて読む

乗っていた飛行機が墜落してしまった私は、小さなゴムボートで海上を漂っています。近くに島影が見えることから、もしや、と携帯をみると電波が立っている。らっきー、とばかり、さっそくJALの売り注文を入れたのですね。

さて、この夢は吉兆でしょうか。それとも、、、