本日は、シェークスピアの「夏の夜の夢」を読むことといたしましょう。 ... "シェークスピア「真夏の夜の夢」を読む" を続けて読む
カント入門-補足2:空間と時間とヒトの意識
昨日に続き、「カント入門」読みの補足をいたします。 ... "カント入門-補足2:空間と時間とヒトの意識" を続けて読む
カント入門、補足(「単純なもの」をめぐって)
先日のこのブログでは、カント入門を読んでおりまして、カントが設定いたしました4つのアンチノミー(二律背反、パラドックスに近い意味)に、私はけちをつけております。 ... "カント入門、補足(「単純なもの」をめぐって)" を続けて読む
紅白歌合戦とアキバ系
なぜかハードディスク録画をしておいた紅白歌合戦をチェックいたしましたので、その感想を一つ。 ... "紅白歌合戦とアキバ系" を続けて読む
「ぜんぶ手塚治虫!」を読む
数日前のこのブログでちょこっと触れました「ぜんぶ手塚治虫!」、朝日文庫の1冊ですが、700頁以上もある分厚い本でして、さて読み終わるのにどれほどの時間がかかるものか、などと思っていたのですが、昨日読了いたしました。そこで、本日はこの内容につき、簡単にご紹介いたします。 ... "「ぜんぶ手塚治虫!」を読む" を続けて読む
石川文康著「カント入門」を読む(続き)
石川文康著「カント入門」を読む
ぜんぶ手塚治虫!
休日の一日、掃除もやってはいるのですが、昼食の後で本屋をのぞいたのが致命的。「ぜんぶ手塚治虫!」などという分厚い本を買ってしまいました。 ... "ぜんぶ手塚治虫!" を続けて読む
パウリの「相対性理論」が文庫版で登場
先週本屋の店先を見ておりましたら、パウリの「相対性理論(上)、(下)」が文庫化されておりましたので、思わず購入してしまいました。 ... "パウリの「相対性理論」が文庫版で登場" を続けて読む
カントの哲学と、その限界?
2週間ほど前から、インド哲学をいったんおいて、カントのプロレゴーメナを再読しております。 ... "カントの哲学と、その限界?" を続けて読む
グラウンド・ゼロと核兵器の使い道
鳩山氏とアルカイダをめぐる動きは奇々怪々としているのですが、かねてから疑問に思っていたことを思い出して、ちょっと調べてみました。 ... "グラウンド・ゼロと核兵器の使い道" を続けて読む
カントにみる実在の概念
このところ、インド哲学を一時中断して、カントのプロレゴーメナを読み返しております。この本、よく読んでいきますと、目から鱗、という局面が多々あります。 ... "カントにみる実在の概念" を続けて読む
難癖
先週末のこのブログで、朝日新聞の書評に難癖をつけてしまいましたが、若干反省。 ... "難癖" を続けて読む
カントの「いかにして純粋自然学は可能か」
カントのプロレゴーメナを再読しております。 ... "カントの「いかにして純粋自然学は可能か」" を続けて読む
インド哲学
インド哲学のお話の続きを少しだけ。 ... "インド哲学" を続けて読む
ネトゲ未亡人
先日の朝日新聞に掲載されていたネトゲ未亡人、という問題がネット上でいくつか話題を呼んでおります。たとえば、これとか、これ(リンク切れ)とか、、、 ... "ネトゲ未亡人" を続けて読む
nttpc.ne.jpからの迷惑行為について
このブログには、掲示板機能があるのですが、このところ書き込まれるメッセージは、変態メッセージばかりです。 ... "nttpc.ne.jpからの迷惑行為について" を続けて読む
竹内好「日本とアジア」を読む
本日は、少々昔に発表された論文集ですが、竹内好氏の「日本とアジア」を読むことといたしましょう。 ... "竹内好「日本とアジア」を読む" を続けて読む
「外界、主観、客観」を「情報」で考える
本日は、科学哲学を「情報」という切り口で考えてみることといたしましょう。 ... "「外界、主観、客観」を「情報」で考える" を続けて読む
シュレディンガーならぬ赤瀬川原平の「ネコ」は?
「間主観性上に科学哲学を構築する試み」を、本日は違う方向から眺めてみましょう。 ... "シュレディンガーならぬ赤瀬川原平の「ネコ」は?" を続けて読む
ヤーキス・ドットソンの法則と組織の効率化
1. ヤーキス・ドットソン則
事故に際して、人は時に考えられないような行為に及びます。たとえば、アクアラングをつけて潜水した際、問題が発生したらまず錘を捨てよ、との常識があるのですが、いざ空気が出なくなりますと慌ててしまって錘を捨てることを忘れてしまう、その結果おぼれてしまった、などという事例がみられるのですね。 ... "ヤーキス・ドットソンの法則と組織の効率化" を続けて読む
試論:間主観性上の科学哲学(その3)
本日は備忘録代わりに少しだけ。 ... "試論:間主観性上の科学哲学(その3)" を続けて読む
試論:間主観性上の科学哲学(その2)
昨日に引き続き「試論:間主観性上の科学哲学」の検討とまいりましょう。昨日は、お酒を飲みながら興味に惹かれて書いていたのですが、本日は現在のところは素面です。ま、書いているあいだに、多少たしなむことはある、かも知れませんが、、、 ... "試論:間主観性上の科学哲学(その2)" を続けて読む
試論:間主観性上の科学哲学
以下、お酒を飲みながら、つらつらと思うことを記していきます。「付き合いきれん」という方は、この時点でウィンドウを閉じてください。 ... "試論:間主観性上の科学哲学" を続けて読む
科学哲学学会で発表しました
今週は学会発表のためこのブログも変則的となっていたのですが、昨日開催の科学哲学会で、無事発表いたしまして、明日よりは通常モードに戻ることとなりそうです。 ... "科学哲学学会で発表しました" を続けて読む
わけわかのお話の続き
以前のこのブログに書きましたへんてこなお話ですが、読み返しているうちに構想が広がってまいりました。もったいないのでここに書いておくことにいたします。 ... "わけわかのお話の続き" を続けて読む
木田元著「現象学」を読む
本日は、1970年の第1刷発行と非常に古い本ですが、木田元氏の「現象学」を読むことといたしましょう。 ... "木田元著「現象学」を読む" を続けて読む
プリキュアとシャナの狭間から、、、
このところ、日曜日のこのブログが少々手薄になっております、その理由は、以前も言い訳いたしましたとおり、科学哲学とシャナのため。 ... "プリキュアとシャナの狭間から、、、" を続けて読む
ハルヒの分裂はエイプリルフールであったのか?
本日も本屋で「シャナ」を4冊ほど買い込んだ折、横の「ハルヒ」もチェックいたしましたが、いまだに「驚愕」は、この世に現れておりません。 ... "ハルヒの分裂はエイプリルフールであったのか?" を続けて読む
身辺雑記
このところ、このブログの記述が少ないのは、他にいろいろやることがあるからなのですね。 ... "身辺雑記" を続けて読む
瀬戸明著「存在と知覚」を読む(続き)
昨日に引き続き、瀬戸明氏の「存在と知覚―バークリ復権と量子力学の実在論」の読みを進めましょう。 ... "瀬戸明著「存在と知覚」を読む(続き)" を続けて読む
瀬戸明「存在と知覚」を読む
量子力学の観測問題につきまして、このところ、科学哲学という立場から少々掘り下げを行っているのですが、本日はその一環として、瀬戸明著「存在と知覚―バークリ復権と量子力学の実在論」を読むことにいたしましょう。 ... "瀬戸明「存在と知覚」を読む" を続けて読む
鈴木大拙「東洋的な見方」を読む
本日は,がらりと趣を変えまして、鈴木大拙師の「新編東洋的な見方」を読むことにいたしましょう。 ... "鈴木大拙「東洋的な見方」を読む" を続けて読む
「ニールス・ボーア論文集」を読む(その2)
本稿は「ニールス・ボーア論文集」を読むに統合しました。
「ニールス・ボーア論文集」を読む
量子力学の観測問題に関しましては、このブログでも何度か議論してまいりました。現在多くの研究者が採用しているコペンハーゲン解釈の提唱者の一人でありますニールス・ボーアの主張は、岩波文庫の「ニールス・ボーア論文集(1)、(2)」として出版されており、容易に読むことができます。そこで、本日は同書を読み、ボーアのコペンハーゲン解釈につきまして、少々考えてみることといたしましょう。 ... "「ニールス・ボーア論文集」を読む" を続けて読む
ハイゼンベルグ「部分と全体」を読む
量子力学の巨匠ハイゼンベルクによります哲学的自叙伝「部分と全体」を、本日は読むことにいたしましょう。英語版はこちらです。 ... "ハイゼンベルグ「部分と全体」を読む" を続けて読む
リンドリー「量子力学の奇妙なところが…」を読む
このところ、量子力学の観測問題に絡んで科学哲学関係の書物を読む日が続いておりますが、本日はずばり観測問題を扱いました、デヴィッド・リンドリー著「量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ」を読むことにいたします。 ... "リンドリー「量子力学の奇妙なところが…」を読む" を続けて読む
小林道夫著「科学哲学」を読む
このところ科学哲学づいているこのブログですが、本日は小林道夫著「科学哲学」を読むことといたしましょう。 ... "小林道夫著「科学哲学」を読む" を続けて読む
実在論と科学的実在論について
西脇与作著「科学の哲学」を引き続き読んでおります。 ... "実在論と科学的実在論について" を続けて読む
ナンシー・アンドリアセン著「天才の脳科学」を読む
本日は、このところ入れ込んでおります科学哲学をお休みして、少し前まで集中的に読んでおりました脳科学関連の一冊、ナンシー・C・アンドリアセン著「天才の脳科学」を読むことといたしましょう。 ... "ナンシー・アンドリアセン著「天才の脳科学」を読む" を続けて読む
量子論は反実在論!?西脇与作著「科学の哲学」
このところ科学哲学づいているこのブログですが、最近、西脇与作著「科学の哲学」を読み始めております。 ... "量子論は反実在論!?西脇与作著「科学の哲学」" を続けて読む
三浦俊彦著「論理学入門」を読む
読もうかどうしようかと迷いました一冊、三浦俊彦著「論理学入門―推論のセンスとテクニックのために」を本日は読むことといたします。 ... "三浦俊彦著「論理学入門」を読む" を続けて読む
数理科学/特集「多値論理」を読む
サイエンス社が出しております雑誌「数理科学」の1980年2月号は「多値論理」を特集しております。多値論理に関する良い解説書が少ない中、この特集号は貴重な一冊と言えそうです。 ... "数理科学/特集「多値論理」を読む" を続けて読む
相場の急変と人身事故
本日は人身事故ということで、あちこちで電車が遅れておりました。相場が急変した日に、このようなことが起こりやすい、という印象を私は受けておりまして、相場で失敗した人の存在が、この電車の遅延の原因であるのかもしれない、などと、ついつい考えてしまうのですね。 ... "相場の急変と人身事故" を続けて読む
養老孟司「カミとヒトの解剖学」を読む
おそらくは今シーズン最後のプールサイドでの読書、選びました本は養老孟司著「カミとヒトの解剖学」です。 ... "養老孟司「カミとヒトの解剖学」を読む" を続けて読む
続、多値論理
8月も終わりに近づきまして、プールサイドのデッキチェアで本を読める日々も、残り少なくなってまいりました。そんななか、休日となりました本日も好天、当然のことながら、朝一番でデッキチェアを占有、優雅な読書の時間を過ごしてまいりました。 ... "続、多値論理" を続けて読む
status: unknown 多値論理の世界
「知り得ないことは語り得ない」、という原理を物理学の基本原理にすべきである、という主張を、本ブログでは行ってまいりましたが、それでは、科学哲学の世界はどうなるだろうか、という疑問が生じるのは至極当然のことです。 ... "status: unknown 多値論理の世界" を続けて読む
物理現象への科学者の関与
9日間の長い夏休み、あまりの暑さに庭仕事もできず、書物を読み漁る1週間でした。まあ、あの暑さの中、神保町やら図書館やらへと、歩き回ってはいたのですが、その結果、少々消化不良を起こしそうなくらいに本を読みました。 ... "物理現象への科学者の関与" を続けて読む
ジョン・プライス・ロゼー「科学哲学の歴史」を読む
このところ科学哲学づいているこのブログですが、本日もその分野の一冊、ジョン・プライス・ロゼー著「科学哲学の歴史―科学的認識とは何か」を読むことといたしましょう。 ... "ジョン・プライス・ロゼー「科学哲学の歴史」を読む" を続けて読む
アーサー・ファイン著「シェイキーゲーム」を読む
量子力学における観測問題を議論するさいに、落としてはいけない文献、アーサー・ファインの「シェイキーゲーム―アインシュタインと量子の世界」を本日は読むといたしましょう。 ... "アーサー・ファイン著「シェイキーゲーム」を読む" を続けて読む
廣松渉の「科学の危機と認識論」を読む
知り得ないことは語り得ない」という原理を物理学の基本原理とすべく、このところいろいろと調べまくっておりますが、本日は、廣松渉氏の「科学の危機と認識論」を読むことといたしましょう。 ... "廣松渉の「科学の危機と認識論」を読む" を続けて読む
客観、追記
客観、などという言葉を前のブログに書きましたけど、ちょっと気になりまして、「客」という漢字の意味を調べてみました。デヴィドソンの言っております「客観」とは、私が常々考えております、西洋的な意味での「客観」、すなわち「オブジェクト」ではなかろうか、という印象を受けたわけです。 ... "客観、追記" を続けて読む
デヴィドソン「主観的、間主観的、客観的」を読む
昨日買い求めた本の一冊、ドナルド・デヴィドソンの「主観的、間主観的、客観的」をぱらぱらと読んでおります。 ... "デヴィドソン「主観的、間主観的、客観的」を読む" を続けて読む
メタ・フィジックス:「科学」を成立たせる3つの要素
自然科学は、「人とは独立に存在する事物」を対象にするのだという「自然主義的態度」に基づくと、一般に考えられております。 ... "メタ・フィジックス:「科学」を成立たせる3つの要素" を続けて読む
猛暑の日には、読書三昧、です
本日の目的は「科学哲学」。その背景と顛末につきまして、本日は簡単にご紹介しておきましょう。 ... "猛暑の日には、読書三昧、です" を続けて読む
メタ・フィジックス:科学の限界と自然主義の地平
科学と人間精神の問題に付きまして、先ほどのブログに、「稿を改めて」などと書いてしまいましたので、忘れないうちに書き足しておくことと致します。 ... "メタ・フィジックス:科学の限界と自然主義の地平" を続けて読む
竹田青嗣著「ニーチェ入門」を読む
少し前のこのブログで、竹田青嗣さんの「現象学入門」を読んだのですが、その中で、竹田氏が極端すぎるといたしますニーチェの「客観などない」とする主張を、私は妥当なものだと考える旨を記述いたしました。 ... "竹田青嗣著「ニーチェ入門」を読む" を続けて読む
シュレディンガー「精神と物質」再読
シュレディンガーの「精神と物質」を読み返しております。この本、以前ご紹介したときは、あっさりと切り捨ててしまったのですが、その内容はなかなかに深みのあるものを含んでおります。 ... "シュレディンガー「精神と物質」再読" を続けて読む
夢見るモナド。シュヴェーグラー「西洋哲学史」を読む
以前のこのブログで似たような題名の本を読んだのですが、今回読みます「西洋哲学史(下巻)改版」は1848年に書かれた、いわば古典です。 ... "夢見るモナド。シュヴェーグラー「西洋哲学史」を読む" を続けて読む
観測問題と自然主義的態度
前回は、自然主義的態度、すなわち外界の事物が人間の存在と独立に存在する、という考え方に多少の修正を加えました。これを纏めますと、つぎのようになります。 ... "観測問題と自然主義的態度" を続けて読む
メタ・フィジックス―自然科学はなぜ可能か
このところ、日曜日にいろいろな用事が入りまして、本をじっくり読むということができません。このため、毎週日曜日に書いておりますこのブログの社会と哲学をテーマとした議論も、少々突っ込み不足の印象を受けてしまいます。 ... "メタ・フィジックス―自然科学はなぜ可能か" を続けて読む
竹田青嗣「現象学入門」を読む
以前のこのブログで、竹田青嗣著「現象学は〈思考の原理〉である」を読みましたが、本日は同じ著者の少し古い本、「現象学入門」を読むことといたしましょう。 ... "竹田青嗣「現象学入門」を読む" を続けて読む
池内了著「物理学と神」を読む+柏崎刈羽地震
本日プールサイドでこの本を読んでおりましたら、揺れました。まあ、たいしたことはなかろうと、そのあとも本を読み続けていたのですが、先ほど確認したところ、かなり大きな地震と。 ... "池内了著「物理学と神」を読む+柏崎刈羽地震" を続けて読む
魚住昭著「官僚とメディア」を読む
台風が通過中の3連休、晴耕雨読の休日は、いやもおうもなく雨読とするしかありません。と、いうわけで本日読みました一冊は、魚住昭著「官僚とメディア」です。 ... "魚住昭著「官僚とメディア」を読む" を続けて読む
アリストテレス「形而上学」を読む
以前、ソクラテスについてご紹介いたしましたが、本日はギリシャの3大哲学者のもう一人、アリストテレスを取り上げることといたしましょう。本日ご紹介いたします書物は、アリストテレス著「形而上学(上)、(下)」の大著。まあ、本日のところは、拾い読みからのご紹介、ということになります。 ... "アリストテレス「形而上学」を読む" を続けて読む
「ネットはテレビをどう呑みこむのか」を読む
本日は、本年6月26日に出ました歌田明弘著「ネットはテレビをどう呑みこむのか?」を読んでみたいと思います。 ... "「ネットはテレビをどう呑みこむのか」を読む" を続けて読む
納富信留著「哲学者の誕生」を読む
本日は、はるか昔のギリシャの人々に思いをはせることといたしましょう。ご紹介いたします書物は、納富信留著哲学者の誕生―ソクラテスをめぐる人々です。 ... "納富信留著「哲学者の誕生」を読む" を続けて読む
戸田山和久著「科学哲学の冒険」を読む
本日ご紹介いたしますのは、戸田山和久著「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法を探る」です。NHKブックスの一冊のこの本、お値段税別1,120円と、文庫並にお求め易い一冊です。 ... "戸田山和久著「科学哲学の冒険」を読む" を続けて読む
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
本日読みます本は、マックス/ウェーバー著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」です。 ... "「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」" を続けて読む
竹田青嗣著「現象学は<思考の原理>である」を読む
このブログでは、さまざまな哲学書を読んでまいりましたが、本日ご紹介します竹田青嗣さんの「現象学は〈思考の原理〉である」は、これらをまとめて解説してくれる、なんとも便利な書物、との印象を受けます。本日は、本ブログの過去に扱いました種々の話題とリンクしながら、同書を読み進むことといたしましょう。 ... "竹田青嗣著「現象学は<思考の原理>である」を読む" を続けて読む
「現象学は<思考の原理>である」を読む(続き)
前のブログの続きです。竹田青嗣著「現象学は〈思考の原理〉である」のご紹介を続けます。 ... "「現象学は<思考の原理>である」を読む(続き)" を続けて読む
西尾幹二著「個人主義とは何か」を読む
本日は「個人主義とは何か」をご紹介いたしましょう。この本が文庫化されましたのは2007年5月30日と、ごく最近(というより3日後の未来)なのですが、初出は1969年1月。「ヨーロッパの個人主義」と題しまして講談社現代新書の一冊として世に出ましたのは、なんと40年近く前のことです。 ... "西尾幹二著「個人主義とは何か」を読む" を続けて読む
内田樹・平川克美著「東京ファイティングキッズ」を読む
本日ご紹介いたします一冊は、内田樹・平川克美著「東京ファイティングキッズ」。この本、表題だけをみますと少々軽めなのですが、内容は重たいものを含んでおります。 ... "内田樹・平川克美著「東京ファイティングキッズ」を読む" を続けて読む
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」を読む
あまりベストセラー的な本は読まないこのブログなのですが、本日は少々筋を曲げて、城繁幸著「若者はなぜ3年で辞めるのか?―年功序列が奪う日本の未来」を読むことといたしましょう。 ... "「若者はなぜ3年で辞めるのか?」を読む" を続けて読む
サイード著「オリエンタリズム」を読む
本日読みます本は、エドワード・W・サイード著「オリエンタリズム(上)(下)」。今日の世界の文化、なかんずく東西文化の対立を語る上で、外してはならない一冊です。 ... "サイード著「オリエンタリズム」を読む" を続けて読む
石田衣良著「波のうえの魔術師」を読む
本日読みました本は、石田衣良氏のミステリー「波のうえの魔術師」です。 ... "石田衣良著「波のうえの魔術師」を読む" を続けて読む
物体、空間、座標系
先日のブログで、ボルンの「物体とその物理法則が空間を決定する」という表現に文句をつけてしまいましたが、これについて改めて考えてみましょう。 ... "物体、空間、座標系" を続けて読む
ボルン著「アインシュタインの相対性理論」を読む
昨日のブログで、一般相対性理論についてちょっと触れたことから、そういえばアレはどうなっているのだろう、と気になりまして、大昔の本を引きずり出してまいりました。 ... "ボルン著「アインシュタインの相対性理論」を読む" を続けて読む
養老孟司著「まともな人」を読む
「バカの壁」でおなじみの養老氏の書きました「まともな人」なんて本を本屋で見かけて、思わず買ってしまいました。そのとき考えましたことは、この本には、馬鹿の対極に位置する人のことが書いてあるのではなかろうか、などと考えたのですね。 ... "養老孟司著「まともな人」を読む" を続けて読む
旧東独社会学者著「マンガの国ニッポン」を読む
本日読みました一冊は、マンガの国ニッポン。東ドイツ出身の社会学者、ジャクリーヌ・ベルント氏の書きました日本におけるまんがを分析した本です。(2017.2.17追記:引用部を除き「マンガ」を「まんが」に改めました。) ... "旧東独社会学者著「マンガの国ニッポン」を読む" を続けて読む
地球の自転が重力の原因!トンデモ本を読む
本日読みました本、その2は、斎藤慶典著「哲学がはじまるとき―思考は何/どこに向かうのか」です。
同書によりますとと、「えっ! どうして?」という当惑から哲学が始まる、ということなのですが、29頁目で哲学が始まってしまいました。この部分を引用いたしましょう。 ... "地球の自転が重力の原因!トンデモ本を読む" を続けて読む
ハーバーマス「討議倫理」を読む
最近、倫理・道徳づいているこのブログですが、本日はユルゲン・ハーバーマス著「討議倫理」を読むことといたしましょう。 ... "ハーバーマス「討議倫理」を読む" を続けて読む
村上春樹「海辺のカフカ」を読む
2週間ほど前に、温泉宿で下巻だけ読みました「海辺のカフカ」ですが、上巻も買い求め、何度か読み直しましたので、お約束どおり感想を書くことといたします。 ... "村上春樹「海辺のカフカ」を読む" を続けて読む
どうしたことでしょう。「涼宮ハルヒの分裂」を読む
ガモフらがビッグバン仮説を発表したエイプリルフールから60回目を数えます本年のエイプリルフール、この記念すべき日にふさわしく、「涼宮ハルヒの分裂」が発売日を迎えました。 ... "どうしたことでしょう。「涼宮ハルヒの分裂」を読む" を続けて読む
温泉宿で読む本は、、、
このブログ、しばらくお休みしていたのですが、その理由は旅行。
昨年末に、長年ホールドしておりましたトヨタを半分処分してかなりの利益を上げたことと、一時ホールドしておりました日本航空の株主優待を使ってしまえ、などの理由がありまして、少々豪勢な旅行を計画した、というわけです。 ... "温泉宿で読む本は、、、" を続けて読む
内井惣七著「空間の謎・時間の謎」を読む
しばし倫理・道徳に偏りがちでしたこのブログの社会・哲学の話題ですが、本日は久方ぶりに、物理学に近い書物を取り上げましょう。 ... "内井惣七著「空間の謎・時間の謎」を読む" を続けて読む
魚津邦夫著「プラグマティズムの思想」を読む
最初にお断り。個人的な事情により、明日より日曜日までの間、私の生活時間が不規則となり、ネットへの接続も困難となるケースが予想されます。本ブログの書き込みも、不安定となることが予想されますことをご了承ください。ま、ぶっちゃけた話、旅行に行く、ということなのですが、、、
... "魚津邦夫著「プラグマティズムの思想」を読む" を続けて読む
中島義道著「哲学者というならず者がいる」を読む
本日は、少々ひねくれた哲学エッセー、中島義道の「哲学者というならず者がいる」を読むことといたしましょう。 ... "中島義道著「哲学者というならず者がいる」を読む" を続けて読む
SOS団、その後の展開
先日の日経朝刊に、角川プロダクション設立のニュースが出ておりました。これ、版権商売のプロダクションなのですが、新聞記事をみておりますと、「時をかける少女」は良いとしても、「涼宮ハルヒのゲーム化」などと書かれましても、一般の日経読者にはさっぱり意味不明ではないか、などと不思議な感じがしたものです。 ... "SOS団、その後の展開" を続けて読む
スポンヴィルの「資本主義に徳はあるか」を読む
企業倫理をめぐる議論が姦しい昨今、本ブログでも企業のあるべき姿には関心を払っております。そこで、本日は、「資本主義に徳はあるか」をご紹介いたしましょう。 ... "スポンヴィルの「資本主義に徳はあるか」を読む" を続けて読む
「反西洋思想」を読む
9.11以来、米国とその同盟国(含日本)はテロとの戦いに明け暮れているのですが、スターウォーズなどのハリウッド映画を見慣れた目には、テロリスト達の姿が主人公(つまりは正義の味方)に重なってみえる一方、これに対するネオコン率いる多国籍軍が、悪者一味にみえて困るのですね。
ブルマとマルガリートの「反西洋思想」を読みますと、このような皮肉な状況に至りました事情というものが、なんとなくみえてまいります。そこで、本日はこれについて述べてみましょう。 ... "「反西洋思想」を読む" を続けて読む
ヒトの群知能は社会の精神的機能である論
このブログで何度か、社会はそれ自体が一つの精神的機能を持つ、という主張をいたしました。詳細につきましては、(1),(2), (3), (4)などに詳しく書いたのですが、簡単にいいますと、ヒトはそれぞれが精神的活動をすると同時に、さまざまなコミュニケーション手段により他者と概念を交換しており、その結果、人間の集団である社会も、ある種の精神的活動をしている、という主張です。そして、「客観」の正統な定義と私が考えております「間主観性」、すなわち他者と共有された主観といいますのは、実は、社会の主観である、という立場を取っております。 ... "ヒトの群知能は社会の精神的機能である論" を続けて読む
「金印偽造事件」を読む
本日は肩のこらない読み物、「金印偽造事件」を読んでみることにいたしましょう。 ... "「金印偽造事件」を読む" を続けて読む
DVD「涼宮ハルヒの憂鬱」雑感
涼宮ハルヒの憂鬱、アニメDVDがついに全巻発売になりました。全部をみたところで、感想などを述べてみたいと思います。 ... "DVD「涼宮ハルヒの憂鬱」雑感" を続けて読む
あまりにも楽観的。「ポスト・ヒューマン誕生」を読む
まるで長戸有希が読みそうな分厚い本、レイ・カーツワイル著「ポスト・ヒューマン誕生」を思わず買ってしまいました。内容も、彼女が言い出しそうなことが書かれております。 ... "あまりにも楽観的。「ポスト・ヒューマン誕生」を読む" を続けて読む
秋葉変貌
昨日某アニメDVDを求めて秋葉原に行ってきました。お目当ては、先月出たばかりの「涼宮ハルヒの憂鬱DVD Vol.7」なのですが、他をあたってもどこにもないのですね。上にはアフェリエイトのリンクを貼っておきましたが、軒並み売切れですね。でもさすがは秋葉原、しっかりありました。 ... "秋葉変貌" を続けて読む
ファインマンの「科学は不確かだ!」を読む
高名な物理学者ファインマンの講演記録「科学は不確かだ!」を読みましたので、その内容をご紹介いたしましょう。 ... "ファインマンの「科学は不確かだ!」を読む" を続けて読む
「涼宮ハルヒの憂鬱」を読む
アニメDVD「涼宮ハルヒの憂鬱」もまもなく7巻が発売となり、アニメの楽しみもそろそろ終り、となりそうな雰囲気。そんなある日、ふと本屋の一角にハルヒの小説版が平積みになっているのを見かけました。 ... "「涼宮ハルヒの憂鬱」を読む" を続けて読む
「西洋哲学史―近代から現代へ」を読む
以前のこのブログで「西洋哲学史―古代から中世へ」をご紹介いたしましたが、今回は、「西洋哲学史―近代から現代へ」をご紹介いたしましょう。 ... "「西洋哲学史―近代から現代へ」を読む" を続けて読む
「ロボットの心-7つの哲学物語」を読む
柴田正良著「ロボットの心-7つの哲学物語」は、この手の書物にしては珍しい、「人間並みの精神は人工的に造り得る」と主張するもので、このブログでの私の主張とほぼ軌を一にしております。 ... "「ロボットの心-7つの哲学物語」を読む" を続けて読む
フィジックス(物理学)とメタフィジックス
お正月のこのブログで「現代人のための哲学」をご紹介いたしました。この本、幅広い哲学思想を、その核心を突いて紹介している好著なのですが、著者の主張が今ひとつ曖昧なことと、物理学との接点が欠けているところに、少々のもどかしさを感じた次第です。 ... "フィジックス(物理学)とメタフィジックス" を続けて読む
「ウェブ進化論」を読む
昨年一番売れた本は、「国家の品格」だそうですが、もう一つのベストセラー、梅田望夫著「ウェブ進化論 ― 本当の大変化はこれから始まる」は、本ブログのテーマに則しており、流行モノ嫌いの私でも、これは無視するわけにはいかないか、と年末年始の暇にあかせて読むことにいたしました。 ... "「ウェブ進化論」を読む" を続けて読む
「現代人のための哲学」を読む
このブログ、相場のほかに、本も読んでいるのですが、最近のテーマが「哲学」。なぜこんなことになってしまったかといいますと、書棚の飾りにと購入いたしましたデカルトの「方法序説/省察」に、なぜかはまってしまったのが1年と1月前。 ... "「現代人のための哲学」を読む" を続けて読む
「ペンローズの<量子脳>理論」を読む
正月といいますのは、会社勤めの身である私にも、暇な時間がたっぷり取れる得難い機会でして、これを利用して何冊か本を読んでやろう、と書店を物色しておりました。で、何冊か買い込んだうちの一冊が「ペンローズの<量子脳>理論―心と意識の科学的基礎を求めて」です。 ... "「ペンローズの<量子脳>理論」を読む" を続けて読む
「時間はどこで生まれるのか」を読む
最初にお断りですが、気の早いサンタさんが涼宮ハルヒの憂鬱 6 限定版を届けてくださいましたので、本日は多分夜更かし。よって明朝の「相場を読む」はお休みする可能性が高いと思います。
というわけで、本日ご紹介いたします書物は、橋元淳一郎著「時間はどこで生まれるのか」です。集英社新書のこの一冊、お値段も手ごろだし、内容も平易の、お奨めの一冊ではあります。 ... "「時間はどこで生まれるのか」を読む" を続けて読む
オブジェクトの罠。ポパー「果てしなき探求」再読
ポパーの「果てしなき探求(下)」につきましては、以前、好意的に紹介したのですが、よく読みますと釈然といたしません。 ... "オブジェクトの罠。ポパー「果てしなき探求」再読" を続けて読む
「バカとは何か」を読み始めました
先週のこのブログで、バカと名の付く本をコレクションしている、などと書きましたが、早速本屋で見つけてしまいました。その名も「バカとは何か」。和田秀樹著、幻冬社新書の一冊はお値段税別720円のお買い得です。 ... "「バカとは何か」を読み始めました" を続けて読む
ポパー乱読
科学(フィジックス)の基盤であり、かつその限界を定めるメタ・フィジックス(形而上学)を論じるに、どうやらポパーの3つの世界論を無視できませんね、というのが前回のこのブログでの結論なのですが、実のところ、私はポパーをほとんど読んでいない。解説本のほかは、「開かれた社会とその敵(第1部)」位なのですね。これでは少々まずい、ということでポパーの本をいくつか読んでやろうと、本屋を探したのですが、ポパーの書物はほとんど置いてありません。 ... "ポパー乱読" を続けて読む
カントの「プロレゴーメナ(序説)」を読む
以前のこのブログで、西田哲学に関して考察を加えた折、フッサールが行った客観の再定義に近いことをカントが行っている、ということを論じました。
客観の再定義は、このブログで行っております哲学的考察の、一つの中心的テーマですので、このあたりで、カントの哲学につきましても考察を加える必要があると思います。 ... "カントの「プロレゴーメナ(序説)」を読む" を続けて読む
「集中講義!日本の現代思想」を読む
本日本屋をのぞきましたら、「集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとはなんだったのか」などという面白そうな本がありましたので、早速読んでみました。 ... "「集中講義!日本の現代思想」を読む" を続けて読む
「哲学者は何を考えているのか」を読む
先週末、雨の神保町でたっぷりと買い込みました本のご紹介を続けましょう。本日ご紹介いたしますのは、「哲学者は何を考えているのか」です。
この本の表題を見まして、まさかギャグではあるまいか、などと考えながらニヤニヤしておりました。つまり、「哲学者は何を考えているのか」なる本を開けますと、そこに書かれているのはただ一言、「わからない」ではなかろうね、というわけなのですね。 ... "「哲学者は何を考えているのか」を読む" を続けて読む
「文化とは何か」を読む
さて、本日は休日、というわけで、多少の時間の余裕ができました。溜まっている本を片付けてしまいましょう。 ... "「文化とは何か」を読む" を続けて読む
良質なデカルト伝、「デカルトの暗号手稿」を読む
今日の株式市場は悲嘆渦巻く様相を呈していたのですが、私には無縁の世界。先日の日曜日、晴耕雨読を気取りまして訪れましたのが雨の神保町。マラソンの警備に忙しく動き回る警察官の姿を尻目に、何冊かの本を仕込んでいたのですね。
で、まずは軽そうな読み物から片付けております。と、いうわけでご紹介いたします一冊は、「デカルトの暗号手稿」。 ... "良質なデカルト伝、「デカルトの暗号手稿」を読む" を続けて読む
ノブレス・オブリージュと成果主義の彼岸
先週のこのブログで老子の紹介をいたしまして、最後に、以下の部分にクレームをつけました。 ... "ノブレス・オブリージュと成果主義の彼岸" を続けて読む
建徳は怠るが如し。「老子」を読む
たまには俗世間のわずらわしさを離れて、中国三千年の知恵に学ぶことといたしましょう。と、いうわけで取り出だしましたる一冊は、「老子―無知無欲のすすめ」です。 ... "建徳は怠るが如し。「老子」を読む" を続けて読む
西田幾太郎「思索と体験」を読む(梅原猛氏は変!)
先ほどのこのブログで、西田哲学の解析を試みる必要がある、などと書いてしまいましたので、早速、梅原猛氏が「神殺しの日本」の中で引用しておりました、西田幾太郎著「思索と体験」を読んでみることにいたしました。 ... "西田幾太郎「思索と体験」を読む(梅原猛氏は変!)" を続けて読む
梅原猛「神殺しの日本」への感想、追加です
金曜日にご紹介いたしました、梅原猛氏の「神殺しの日本」に対する感想の追記です。 ... "梅原猛「神殺しの日本」への感想、追加です" を続けて読む
梅原猛「神殺しの日本―反時代的密語」を読む
日本の良心ともいうべき梅原猛氏の「神殺しの日本」を読みましたので、感想などをご報告いたします。 ... "梅原猛「神殺しの日本―反時代的密語」を読む" を続けて読む
バラエティー風「シュレディンガーのネコ」梗概
最近のこのブログはややこしくなりすぎましたので、先日のブログに書きました「シュレディンガーのネコ」の実験をテレビのバラエティー番組風に構成した場合、どのようなことが起こるか、ということを考えてみることにいたします。 ... "バラエティー風「シュレディンガーのネコ」梗概" を続けて読む
「ポパーの科学論と社会論」を読む
客観に関する考察、続行です。今回は、ポパーの科学論と社会論の前半、科学論を読みました。 ... "「ポパーの科学論と社会論」を読む" を続けて読む
物理学者の客観「20世紀の自然観革命」を読む
客観に関する議論を進めましょう。本日は、物理学者、和田純夫氏の「20世紀の自然観革命」を読んでみました。 ... "物理学者の客観「20世紀の自然観革命」を読む" を続けて読む
「ヤバい経済学」を読む
「やばい」などと今朝方のブログのタイトルに書いてしまったからか、「ヤバい経済学」を読み直しました。 ... "「ヤバい経済学」を読む" を続けて読む
リオタール「現象学」を読む
ジャン・フランソワ・リオタール著「現象学」という本を本屋で見つけて、思わず買ってしまいました。本日は、この本を読んでみることといたしましょう。 ... "リオタール「現象学」を読む" を続けて読む
エンタングルメント! 「量子の新世紀」を読む
観測問題に関する最近の状況をチェックしようと、今年の4月に出ました別冊・数理科学「量子の新世紀―量子論のパラダイムとミステリーの交錯」(サイエンス社)を読んでみました。 ... "エンタングルメント! 「量子の新世紀」を読む" を続けて読む
ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む
以前のこのブログで「ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む」を読んだのですが、今回はその大元の、ヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読みましたので、その感想などをご紹介いたしましょう。 ... "ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む" を続けて読む
日本核武装論の現実的な道は、、、
北朝鮮の失敗した(?)核実験を受け、ついに日本核武装論が飛び出してきました。ま、議論の一つ、というわけなのですが。 ... "日本核武装論の現実的な道は、、、" を続けて読む
養老孟子「唯脳論」を読む
このブログでは、精神と物質、主観と客観などに関する考察を行っております。で、ちょっと古い本ですが、「バカの壁」でおなじみの養老孟子氏の著作、「唯脳論」を読みました。本日はその感想などをご紹介いたしましょう。 ... "養老孟子「唯脳論」を読む" を続けて読む
失敗に終わった北朝鮮の核実験
北朝鮮の核実験に関しては、脱北研究者の証言が出ております。やはり失敗の公算が高いですね。まあしかし、非効率な核爆弾でも、核爆弾には違いありませんから注意が必要。通常の爆弾よりは破壊力がありますし、放射性物質も撒き散らします。 ... "失敗に終わった北朝鮮の核実験" を続けて読む
北朝鮮核兵器の謎
北朝鮮の核実験なるものに疑問の声も出ているようです。確かに、TNT火薬100トン分程度の爆発力では、核爆発にしては少々小規模に過ぎると、私も感じておりました。
で、これに対します私の見解は、実験失敗というもの。以下、この見解につき、少々解説を加えておきましょう。 ... "北朝鮮核兵器の謎" を続けて読む
シュレディンガー「精神と物質」を読む
今度は、シュレディンガーの精神と物質をご紹介いたしましょう。なんか、似たような本を最近読んだばかりですが、こちらはあの波動方程式のシュレディンガーです。 ... "シュレディンガー「精神と物質」を読む" を続けて読む
ポアンカレ「科学の価値」にみる客観
三連休ともなりますと読書がはかどります。と、いうわけでご紹介いたします書物は、ポアンカレの「科学の価値」(英訳はこちら, p.135の6節の先頭を引用しています。) ... "ポアンカレ「科学の価値」にみる客観" を続けて読む
「物理法則はいかにして発見されたか」を読む
物理学者の自然認識を垣間見るひとつの手立てとして、ファインマンの「物理法則はいかにして発見されたか」を読み返してみました。少々古い本ですが、物理学の素人にも判り易く書かれているのはありがたい話です。 ... "「物理法則はいかにして発見されたか」を読む" を続けて読む
「真理は人の心のうちに宿っている」をめぐって
フッサールのデカルト的省察
先週のこのブログで「西洋哲学史(古代から中世へ)」をご紹介いたしました。
その中で、フッサールがアウグスティヌスの「真理は人間の内部に宿っている」との言葉を引用していることを、同書が批判的に述べていることに関して、私には腑に落ちない、ということを書きました。
これは少々気になりますので、フッサールのデカルト的省察を読み直してみました。(以下の引用は、世界の名著版から行っておりますが、今では岩波文庫版がお買い得です。) ... "「真理は人の心のうちに宿っている」をめぐって" を続けて読む
利根川進×立花隆の「精神と物質」を読む
さまざまな最新科学技術に首を突っ込んでおります立花隆氏がノーベル賞科学者の利根川進氏にインタビューしてできた本「精神と物質」は、ちょっと古いのですが、なかなか面白い内容を含んでいます。文春文庫の定価691円は、お買い得、といえるのではないでしょうか。 ... "利根川進×立花隆の「精神と物質」を読む" を続けて読む
夢の話、その後
先日のこのブログで、夢の話をいたしました。再録いたしますと、、、
乗っていた飛行機が墜落してしまった私は、小さなゴムボートで海上を漂っています。近くに島影が見えることから、もしや、と携帯をみると電波が立っている。らっきー、とばかり、さっそくJALの売り注文を入れたのですね。 ... "夢の話、その後" を続けて読む
昨夜見た夢
乗っていた飛行機が墜落してしまった私は、小さなゴムボートで海上を漂っています。近くに島影が見えることから、もしや、と携帯をみると電波が立っている。らっきー、とばかり、さっそくJALの売り注文を入れたのですね。
さて、この夢は吉兆でしょうか。それとも、、、
「西洋哲学史――古代から中世へ」を読む
先日本屋をのぞきましたら、「西洋哲学史(古代から中世へ)」という本が平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。このブログでも、哲学的な考察をいくつか進めていますから、やはり気になりますよね、こういう本は。 ... "「西洋哲学史――古代から中世へ」を読む" を続けて読む
「量子力学入門」を読む (「人間原理」、ですかぁ)
少し前に、虚数時間の物理学は量子力学にも福音となるのではないか、などと書きましたが、私、実は量子力学について、あまり良く理解していないのですね。
で、これでは少々困る、ということで、素人にもわかりやすそうな、岩波新書版の量子力学入門を読んでみました。 ... "「量子力学入門」を読む (「人間原理」、ですかぁ)" を続けて読む
虚数時間の物理学:補足
実は、、、近所の新星堂をのぞいたら、涼宮ハルヒの憂鬱 Vol. 1とVol. 3があるではありませんか。Vol. 3は最近出たはずですが、Vol. 1は初回限定版ではない様子。これも最近重版したのでしょうかね。それにしても、某地方都市のアニメイトにない奴が、近所の新星堂に置いてあるとは、、、ちなみに、新星堂にはVol. 2も置いてありました。ハルヒ、まだ鑑賞していない人は、ご近所の新星堂に走ろう!!って、どこにもあるとは限りませんが、、、 ... "虚数時間の物理学:補足" を続けて読む
涼宮ハルヒの憂鬱、DVD Vol. 2
アニメ、「涼宮ハルヒの憂鬱」がえらい評判、といいますか、なぜか片足を突っ込むことになりましたマーベラスエンタテイメントに関しまして、ヤフーファイナンスのマーベラスエンターテイメントの板などを見ているとSOS団などという言葉が飛び交っております。涼宮ハルヒ、マーベラスとは、全然関係ないのですが、、、 ... "涼宮ハルヒの憂鬱、DVD Vol. 2" を続けて読む
「脳神経科学イラストレイテッド」を読む
人間の精神は人工的に作りえるか、との問いに対して多くの哲学者が「NO」と応えているのですが、私はできる、とみています。これは、近年になって脳の働きの解明が進んでいる一方で、何の超自然的現象も、そこには見出されていない、という理由によります。 ... "「脳神経科学イラストレイテッド」を読む" を続けて読む
アインシュタインの「相対性理論」を読む
今朝の朝日新聞書評面に、珍しく、岩波文庫版のアインシュタイン著相対性理論の紹介がされていました。今年は相対性理論100周年、なのですね。思えばこの100年間、いろいろなことがあったものです。ま、100年もあれば、当然のこと、かも知れませんが、、、 ... "アインシュタインの「相対性理論」を読む" を続けて読む
クオリアは怪しげ? 「意識とは何か」を読む
本日は、意識とはなにか ―〈私〉を生成する脳をご紹介いたしましょう。この本、ダウンロードもできるのですね。私は印刷された本を読んだのですが、世の中、徐々に変化している様子です。 ... "クオリアは怪しげ? 「意識とは何か」を読む" を続けて読む
【修正版】電流の作る磁場
前回のこのブログで、電流の作る磁場につきご説明しましたが、少々曖昧な点がありますので、もう少しきちんとした形で書き直しておきます。
... "【修正版】電流の作る磁場" を続けて読む
虚数時間の物理学、番外編: 電流の作る磁場
前回のこのブログでは、電磁場の4元ベクトル表示についてご説明いたしました。まあ、これ、別に虚数時間でなくても成立する話なのでして、本日のお話も、時間が実数であろうと虚数であろうと成立する話である、ということを事前にお断りしておきます。 ... "虚数時間の物理学、番外編: 電流の作る磁場" を続けて読む
スペース、を読む
少々訳ありで、加納朋子さんのミステリーはちょくちょくチェックしているのですが、スペース、なぜか2冊も買ってしまいました。 ... "スペース、を読む" を続けて読む
デカルト、再び。「デカルト入門」を読む
このブログでは、虚数時間の物理学を長々と続けてきましたが、一応、昨日を持ちまして、時間は虚数的に振舞うという一点のみをニュートン力学に追加することで、マクスウェルの方程式とニュートン力学の矛盾は解消する、というところまでたどり着きました。 ... "デカルト、再び。「デカルト入門」を読む" を続けて読む
虚数時間の電磁気学
虚数時間の物理学、いよいよ電磁界に入ります。以下、ファインマン物理学IIIおよびIVに準拠し、ファインマンの扱っている実数時間を虚数時間に書き直す形で、虚数時間の電磁界につき論を進めることといたしましょう。
... "虚数時間の電磁気学" を続けて読む虚数時間の物理学―4元速度と運動量―
前回議論いたしました虚数時間の物理学の続きです。この物理学は、現在の物理学教育の流儀とは少々異なり、ミンコフスキー流の時空概念を一歩進め、時間は虚数的に振舞うという前提の上に物理学を構築しようという試みです。 ... "虚数時間の物理学―4元速度と運動量―" を続けて読む
客観に関する考察
このブログでは、少し前から、「オブジェクト指向の哲学」なるものを構築しようと色々と考えてみたり、書物に当たったりしておりましたが、日曜日のこのブログでブリタニカ草稿を読みまして、どうやら現象学についても大体のところがわかりました。 ... "客観に関する考察" を続けて読む
フッサールの「ブリタニカ草稿」を読む(その2)
昨日に引き続き、フッサールの「ブリタニカ草稿」を読んでいます。
昨日のこのブログに書きましたように、心理学なら、20世紀初頭のフッサールの時代ならさておき、脳科学の発達した今時なら、もう少し気の利いたアプローチもあるだろうが、との思いも強く、あまり期待しないで読んだことは事実です。そうは言っても、現在の思想界に大きな影響力を及ぼしているフッサールですから、きちんと押さえておく必要性は感じているのですね。 ... "フッサールの「ブリタニカ草稿」を読む(その2)" を続けて読む
フッサール「ブリタニカ草稿」に思うこと
先日神保町に出かけた折に買い求めた本の一冊に、フッサール著「ブリタニカ草稿」がありました。まったく最近の文庫本は、何から何まであるのですね。ま、文庫にしてはちょっと高いのが難点ですが。 ... "フッサール「ブリタニカ草稿」に思うこと" を続けて読む
クイズ
12 = 3 x 4、56 = 7 x 8です。連続した数字が並ぶ掛け算は、これ以外にもあるでしょうか?
同様に、足し算は 1 + 2 = 3 以外にありますでしょうか? ... "クイズ" を続けて読む
「現象学と解釈学」を読む
昨日神保町をうろついて購入いたしました本のご紹介(その2)は、新田義弘著「現象学と解釈学」です。新田氏が雑誌等に発表いたしました論文を集めましたこの本は、お値段税別1,500円と、ちくま学芸文庫という文庫本にしては少々高めですが、本年8月10日の刊行と、非常に新しいのがうれしいところです。 ... "「現象学と解釈学」を読む" を続けて読む
「物理世界のなかの心」を読む
長い夏期休暇も中盤となりました本日、10時ごろには相場の行方も見えてきましたし、天気も悪い、ということで、神保町を散策してまいりました。本日は、買い求めました本の一冊、速攻で読破いたしました「物理世界のなかの心――心身問題と心的因果」をご紹介いたしましょう。 ... "「物理世界のなかの心」を読む" を続けて読む
「相対性理論の考え方」を読む
先日のブログで、時間は虚数と考えるべきではないか、ということと、この考え方は古くミンコフスキーによって提案されており、これを無視する現在の物理学(業界?)は、少々おかしいのではなかろうか、などといった疑惑を提示いたしました。 ... "「相対性理論の考え方」を読む" を続けて読む
フッサールの「諸学の危機」と相対性理論
以前のこのブログで、フッサールは、彼が現象学を深めた時期に大論争を呼んだ相対性理論について何も言及していない、ということを書きました。本日はまずこの点につきまして、訂正いたします。 ... "フッサールの「諸学の危機」と相対性理論" を続けて読む
「コンピュータと認知を理解する」再読です
客観に関するフッサールの再定義から、以前のブログでフッサールの書かなかったこと、として相対性理論に言及した関係で、虚数時間に話が飛んでしまいました。でも、今朝方書きましたブログで、こちらは一旦手仕舞いといたしまして、話を本筋に戻すことといたします。 ... "「コンピュータと認知を理解する」再読です" を続けて読む
時空の虚実、ファインマン vs パウリ???
時空の虚実について、考察を続けましょう。
時間を虚数であると仮定すると特殊相対性理論は不要になる、というお話を前回しましたが、これにつきまして、きちんと解説をしておきましょう。 ... "時空の虚実、ファインマン vs パウリ???" を続けて読む
現代日本のアニメ、を読む
先日、ちら、っとご紹介いたしました現代日本のアニメ、実は日曜日の涼しいうちに読んでしまっておりました。 ... "現代日本のアニメ、を読む" を続けて読む
「哲学的思考」を読む(続き)
昨日より再読を始めました西研氏の哲学的思考、今日も暑い日となりましたが、無事読了いたしました。で、感想としては、なんだか違う、という、最初の感覚が残っています。 ... "「哲学的思考」を読む(続き)" を続けて読む
西研さんの「哲学的思考」を読む
西研さんの「哲学的思考」、半分ほど読みましたので、まずはここまでの感想などを書いておきます。 ... "西研さんの「哲学的思考」を読む" を続けて読む
西研氏とフッサールの微妙な違い
昨夜遅くまで、西研さんの哲学的思考を読んでいて今朝は寝坊してしまいました。
日曜日のこのブログで、フッサールのデカルト的省察をご紹介し、フッサールによる客観の再定義について書いたのですが、先週のこのブログで少々否定的に紹介してしまいました。西研さんも、そういえば何か書いていたなあ、ということに思い当たり、読み直してみたという訳です。 ... "西研氏とフッサールの微妙な違い" を続けて読む
デカルト的省察におけるフッサールの客観再定義
以前のこのブログで「現象学は客観を否定してしまった」、「客観という用語を再定義しなくてはならない」、などと書いてしまいましたが、現象学の創始者、フッサールは、客観という言葉を再定義して使っている、ということに気付きましたので、本日はこのお話をいたしましょう。 ... "デカルト的省察におけるフッサールの客観再定義" を続けて読む
現象学者の恨み節?「よみがえれ、哲学」を読む
今朝方「コギトに帰れ」などと書いたためか、ちょっと気になって「よみがえれ、哲学」を読み返しました。現象学者、竹田青嗣、西研両氏の対談形式のこの本は、お買い得NHKブックスの本体価格1,120円となっております。 ... "現象学者の恨み節?「よみがえれ、哲学」を読む" を続けて読む
うぬぼれる脳、を読む
かつて現象学盛んなりし頃、「コギトに帰れ」などということが盛んに言われたものですが、ここは「デカルトに帰れ」と言うべきだったのではないだろうか、などと、最近考えております。何しろコギトはデカルトの思想のごく一部。デカルトは、当時一線級の自然科学者で、座標幾何学の創始者であるばかりか、人体機械論を唱え、あっさり日和ってしまったものの、ガリレオと同時代にして地動説を支持していたのですね。 ... "うぬぼれる脳、を読む" を続けて読む
“無意識の脳・自己意識の脳”を読む
このところ書く方に専念しているようなこのブログですけど、たまには読むこともいたしましょう。
というわけで取り出だします一冊は無意識の脳自己意識の脳。アントニオ・R・ダマシオ著、田中三彦訳で講談社から出ておりますこの本は、412ページと厚めの本でして、お値段のほうも2,800円と少々張りますが、2003年の出版と比較的新しく、最近の脳科学の進歩について、ある程度フォローしたものとなっております。 ... "“無意識の脳・自己意識の脳”を読む" を続けて読む
オブジェクト指向の哲学:第1章(続き)
このページは「オブジェクト指向の哲学:オブジェクト指向プログラミング」に統合しました。
オブジェクト指向の哲学:オブジェクト指向プログラミング
先週から書いております「オブジェクト指向の哲学」、以下は第1章に相当するところです。 ... "オブジェクト指向の哲学:オブジェクト指向プログラミング" を続けて読む
オブジェクト指向の哲学(改版その2)
(その2)です。楽天のブログは1万字の縛りがありますので、分割して記載いたしました。 ... "オブジェクト指向の哲学(改版その2)" を続けて読む
オブジェクト指向の哲学(改版その1)
先週のこのブログに掲載いたしましたオブジェクト指向の哲学ですが、あまりにも短い文章に内容を詰め込みすぎたため、非常にわかりにくい、誤解を招きやすいものであったように思われます。そこで、最初の部分を、以下にご紹介いたしますように、書き直してみました。 ... "オブジェクト指向の哲学(改版その1)" を続けて読む
オブジェクト指向の哲学(その2)
(その1)の続きです。楽天のブログは1万字しか書けませんので、分割して書き込んでおります。 ... "オブジェクト指向の哲学(その2)" を続けて読む
オブジェクト指向の哲学(その1)
このブログの日記カテゴリー社会と哲学で、デカルトからサールに至る哲学的考察を続けてきましたが、このあたりでまとめておきたいと思います。 ... "オブジェクト指向の哲学(その1)" を続けて読む
心身問題の解に関するメモ
これまで、心の哲学に関係して色々と論じてきましたが、結局のところ、心身問題といわれるポピュラーな問題が、解決すべき問題となっているわけです。 ... "心身問題の解に関するメモ" を続けて読む
脳の話、を読む
この週末、書斎の本棚の前に陣取りまして、書棚の肥やしの再評価をしています。で、本日も古い本のご紹介を続けます。 ... "脳の話、を読む" を続けて読む
日本人が獲得し損なった資本主義の精神、とは
ライブドア、村上ファンドに司直の手が伸びたことに続き、日銀総裁の村上ファンド出資問題を巡って、本日もニュースが出ております。これに絡んで、金儲けを第一に考えることの是非に関しては、日本人の間にも意見の対立がみられます。
私は、金儲けを考えることは当然である、との立場でして、でなくちゃこんなブログも書いちゃあおられません。そんな折、書棚の肥やしとなっておりました、マックス・ヴェーバーとアジアの近代化(富永健一著:講談社学術文庫1339)を読んでおりましたら、興味深い一節がありましたので、本日はこれをご紹介いたします。 ... "日本人が獲得し損なった資本主義の精神、とは" を続けて読む
世界に対する複数の見方の並存、ということ
MiND/マインド/心の哲学を読んでから、哲学的考察を続けております。本日は、前回、前々回に続き、この考察を続けましょう。 ... "世界に対する複数の見方の並存、ということ" を続けて読む
意識=アキュムレータ仮説の掘り下げ
昨日のブログにちょっと書きました、意識は、計算機でいうなら、アキュムレータに相当する、というお話に付きまして、少々追加しておきましょう。 ... "意識=アキュムレータ仮説の掘り下げ" を続けて読む
マインド――心の哲学――を読む(その2)
MiND/マインド/心の哲学に関する論評を続けます。 ... "マインド――心の哲学――を読む(その2)" を続けて読む
マインド――心の哲学――を読む
ジョン・R・サール著「MiND/マインド/心の哲学」を読むことといたします。サール氏は、「意識する機械はできない」とするのですが、私は意識する機械はできると考えており、本稿では、サール氏の主張に反論を加えることといたします。 ... "マインド――心の哲学――を読む" を続けて読む
無思想の発見(養老孟子)を読む
相場からねぎま!まで、何でも読んでしまうこのブログですが、本日は、おとなしく、本を読むことにいたします。取り出だしましたる一冊は、養老孟子氏の無思想の発見です。 ... "無思想の発見(養老孟子)を読む" を続けて読む
美学の在処 ――倫理、とは――
ホリエモンに続き村上氏の事情聴取と、マーケットの新しい動きに絡んで、倫理の問題を考えざるを得ない状況が続いています。でも、金儲けはけしからん、などといわれてしまいますと、そもそも株式投資など倫理に反する行為、金利を取ることを禁止するイスラムの掟などよりよほど厳しい倫理基準になってしまうのですが、いくらなんでもこれはないでしょう。 ... "美学の在処 ――倫理、とは――" を続けて読む
ゼーガペインと実在の闇
ゼーガペインというアニメは、なかなか難しい要素を含むアニメです。そこで、本日は、この難しい部分について考えてみることにいたします。 ... "ゼーガペインと実在の闇" を続けて読む
臆病者のための株入門、を読む
このブログ、楽天ブログのカテゴリーでは「読書・コミック」に分類しておりまして、まあ、主なテーマは株式投資なのですが、水曜日にはネギま!を読み、日曜日には主に哲学書を読む、晴耕雨読スタイルでやっております。あ、休日は相場はお休み、畑を耕せない、雨天と同様のシチュエーションなのですね。
で、今回取り出だしたります一冊、「臆病者のための株入門」は、文春新書の、税抜き750円とお得な一冊でもあります。 ... "臆病者のための株入門、を読む" を続けて読む
ネギまを読む、あるいは馬鹿について
今週のネギま!、2週間も休載した割には、どうも内容が薄いような気がいたします。ま、今週号最大の話題は、超がついにその正体を明かしたことでしょう。でも、その正体、火星人、というのは、とうの昔に語られた内容でして、本ブログでもこのあたりで論じているのですね。それから、超がネギ先生の子孫であることも、ずいぶんと昔に、語られていました。ですから、今週号、目新しい内容はほとんどないのですね。 ... "ネギまを読む、あるいは馬鹿について" を続けて読む
国家の品格、ヴィトゲンシュタイン的には論理的!?
以前のブログで、国家の品格をご紹介したのですが、倫理に論理を求めない藤原氏の論調に、少々苦言を呈してしまいました。子供に人の道を教えるに、理由など説明していられないのは確か、なのですが、日本的流儀を世界の人々に教えるためには、論理もやはり必要、などと書いてしまったのですね。
最近、野矢茂樹著ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む(ちくま学芸文庫)、を読んでおりましたら、この論理の塊のようなヴィトゲンシュタイン大先生も、倫理に論理は似合わない、なんてことを言っておられるのですね。上にリンクを張りました本ですと、p287のあたりです。 ... "国家の品格、ヴィトゲンシュタイン的には論理的!?" を続けて読む
たまには、アニメの論評も、、、
4月から始まりましたアニメ新番組、以前、ちょっとご紹介したのですが、本日はその続編とまいりましょう。結論を最初に言えば、一押しはスクールランブル、ちょいと気になるCLAMPと再放送、といったところでしょうか。 ... "たまには、アニメの論評も、、、" を続けて読む
菜の花、の正体
以前の本欄で、この季節、あちこちで目にする菜の花に関する考察を記述いたしました。これに関連して、最近、ちょっとショッキングなものを見てしまったので、本日はそのお話から始めることにいたしましょう。 ... "菜の花、の正体" を続けて読む
菜の花に思うこと
先日、鈍行列車の窓から、あちこちで菜の花畑を目にしました。菜の花、普段ですと目立たないのですが、この季節、黄色い花を一斉に咲かせますので、非常に目立つのですね。
で、少々不思議に思ったことは、何故に菜の花畑がこれほど多いのだろうか、ということです。 ... "菜の花に思うこと" を続けて読む
番号持ち運び制で揺れる携帯公式サイト
先週のこのブログに、「客の錯誤で稼ぐ99のビジネスモデル」と題して書いたことと似た話が、先日(3/29)の日経朝刊の囲み記事にありました。まあ、これは非難する論調というよりは、この手のビジネスが、携帯サイトの世界では番号持ち運び制により、少々困ったことになりました、という、どちらかといえばサイト寄りの記事なのですね。 ... "番号持ち運び制で揺れる携帯公式サイト" を続けて読む
客の錯誤で稼ぐ99のビジネスモデル
昨日の朝日新聞にJALの不当運賃表示の記事が出ていました。岡山=東京の割り引き運賃、東京発岡山行きの運賃だけが安くて、岡山発東京行きの運賃は高い、というわけですね。で、往復とも安いと勘違いするお客が出る、と、まあ、これは公正取引委員会のイエローカードを受けたわけです。 ... "客の錯誤で稼ぐ99のビジネスモデル" を続けて読む
交響詩篇エウレカセブンの凄いところと、ヘンなトコ
4連休の4日目ともなりますと、かなりタルんでまいります。今朝方のNYSEは小動き、NYMEX原油先物は大幅安となっておりますが、どの道本日の東京市場はお休み。明日の朝まとめてみれば良い話ですね。
と、いうわけで、アニメと漫画三昧、たまには野球の日々を過ごしておりました。WBCも無事、日本優勝で終りましたところで、改めてエウレカセブンを見直していたのですが、これは近年まれに見る良く出来たアニメです。まあ、良く出来た、と言いますか、色々と、読みようのある、興味深いアニメ、なのですね。 ... "交響詩篇エウレカセブンの凄いところと、ヘンなトコ" を続けて読む
レイヤ7の思想
ホームページにおいてあります実験的小説レイヤ7は、ヒトと同様な精神的働きをする機械が活躍するお話です。
ヒトの精神的活動は、現在のところ、ニューラルネットワーク上で行われている情報処理活動によるものと考えられており、ニューラルネットワークの動作も、化学反応で説明が付きそうな状況です。つまり、ヒトの精神活動は自然現象であり、これと同等な働きをする装置を人工的に作り出すことも可能である、と考えるのが妥当なのですね。 ... "レイヤ7の思想" を続けて読む
BIGLOBEによる誤請求問題、その後の顛末
先週のこのブログでご紹介いたしましたビッグローブによる会費誤請求問題に付きまして、先方から文書が送られて参りましたので、その概要と、今後の対処についてご説明いたします。 ... "BIGLOBEによる誤請求問題、その後の顛末" を続けて読む
BIGLOVEと法令の遵守(コンプライアンス)
先週、私の元に一通のダイレクトメイルが届きました。
内容は、保険の勧誘なのですが、ビッグローブの会員サービスと称しているのですね。でも私はビッグローブなどに入会したことはないのでして、会員のはずはありません。 ... "BIGLOVEと法令の遵守(コンプライアンス)" を続けて読む
ムハンマド風刺漫画と、報道の自由について
デンマークの新聞ユランズ・ポステン紙がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したことに対してイスラム社会の人々が一斉に抗議致しておりましたが、このほど、デンマーク国内の報道賞を受賞したとのニュースがありました。受賞理由は報道の自由を守った、ということです。これでまた、抗議活動が活発化するのでは、と懸念されます。 ... "ムハンマド風刺漫画と、報道の自由について" を続けて読む
ポスト・モダンの条件を読んで
最近、リオタールのポスト・モダンの条件を読み返しています。これ、原書の出版は1979年と、大昔なのですが、今日問題になっている文明の衝突、この問題を考える際に、避けて通れない本ではないかと思うのですね。 ... "ポスト・モダンの条件を読んで" を続けて読む
暑さ寒さ、に思うこと
このところ暖かい日が続いておりますが、先週の初め、寒い日が続いたときのことです。出勤は朝が早いものですから、寒さも一段と厳しく、今日はまたなんと寒いんだろうなどと思いながら、駅へと歩いておりました。
で、ふと思ったことが面白くて、寒さも忘れてた、なんてことがあったのですね。本日はこれについてご紹介致しましょう。まあ、皆さんも、寒くて仕方がないときは、似たようなことを考えるのも、また一興かも知れませんね。 ... "暑さ寒さ、に思うこと" を続けて読む
国家の品格、に思うこと
この週末、寒い日が続きまして、私は引きこもり状態。お蔭様で読書がはかどります。と、いうわけで、国家の品格を読了。こちらもお買い得の新潮選書、本体価格は680円です。 ... "国家の品格、に思うこと" を続けて読む
理想、求めて抑圧される、人間性
異様に寒い一日となりました昨日、こんな日には、暖かい部屋に引きこもって本でも読むのが一番と、寒い中、書店に出かけて買い求めました一冊は、多文化世界。岩波新書の本体定価700円はお買い得です。 ... "理想、求めて抑圧される、人間性" を続けて読む